2024.01.17
1月13日(土)、青く澄み渡った空の下で、5歳児クラスの音楽会を行いました。園では年末に感染症が発生し、年明けの音楽会が本当に開催できるか心配しましたが、ご家庭の協力もあって子ども達もすっかり回復し、全員で園生活最後の音楽会に出演することができました。
前半最初のプログラムの鍵盤奏と合奏では、子ども達がこれまで様々なリズムや楽器に親しんできた中で、本番で演奏することを楽しみに、皆で音を合わせたり、個々に自主練習したりと、一生懸命取り組んできた中から2曲を発表しました。
次の歌では、これまで歌詞の意味を考えながら、様々な音楽表現を楽しんできた歌の中から3曲を選んで、動物になりきって表情豊かに元気いっぱいに歌ったり、 友達を思い浮かべながら手話も交えて歌ったり、 皆で歌の世界を楽しみながら情感を込めて歌ったりしました 。
最後のオペレッタ「ピーターパン」では、 夢の国ネバーランド、勇気あふれるピーターパン、優しいウェンディ、強くてたくましいフック船長など、ピーターパンの世界観や登場人物が、子どもたちはあっという間に大好きになり、オペレッタに取り組む中で、子ども達が積極的にアイデアを出し合い、役作りをしたり、動きを考えたりしました。
フィナーレでは、会場からの大きな手拍子と拍手の中、子ども達も全て出し切った満足した表情で会場の拍手に、笑顔いっぱいで応えていました。
後半は、スペシャルゲストとして、渡邉 晴乃さん(ヴァイオリン) と渡辺 慶子 (ピアノ) さんをお迎えして、がんばった子ども達にミニ・コンサートのプレゼント。 子どもも大人も、本物の音の美しさを身近で味わったとても贅沢な一時となりました。 序盤はアラジンやトトロなどの子ども達の良く知っている曲を一緒に口ずさんだり、後半はクラシックの美しい調べに静かに聴き入ったりしていました。特に子ども達は 年齢も近いこともあって渡邉 晴乃さん(ヴァイオリン)の存在がより身近に感じられたようでした。
感染症の影響もあり、例年と比べて練習頻度がとても少なくなってしまった音楽会。年末の苦しい時期を乗り越え、年が明けて皆が園に集い、思いを結集させて臨んだ音楽会。今年の音楽会は、歌が大好きな子ども達が自然体でそれぞれの思いを音楽をとおして作品にすることができた素敵な行事となりました。
園では、これからも季節を感じる美しい歌、この国で昔から大切に受け継がれてきた歌など、子ども達の大好きな歌を、皆で一緒に声と心を合わせて歌っていきたいと思います。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。