2021.09.10
日中はまだ暑い日が続いておりますが、朝夕は随分涼しくなってきました。そして気づけば園内の自然環境も秋仕様に…。第2園庭の端っこにひっそりと咲いているオミナエシも可愛らしい黄色い花をいっぱい咲かせていました。
他にも、コスモスやキキョウ、ケイトウなどが色とりどりの花を咲かせ、夏の間、子ども達が生葉染を楽しんだ藍（蓼藍）もピンク色の花を咲かせていました。藍は1年草なので、これから秋が深まってくると花が枯れて、種をつけます。子ども達はこの種を収穫して、また翌年の春に種まきをします。植物のライフサイクルは本当に多様性に富んでいて不思議です。
この日、3歳児クラスの子ども達が収穫したピーマンを使ってスタンピングをして遊んでいました。同じ材料を使ってもピーマンの形や大きさ、押す力などで色んな色やデザインが生まれて、既製品にはない面白さに溢れていました。下は、まんまるのシンボル、桂の木です。この木にも不思議がいっぱいで、まず葉の形がハート、そして乾燥した枯れ葉からは綿菓子のような甘～い匂いがします。子ども達はこの匂いが大好きで、この季節になるとよく落ち葉を拾ってはクンクン匂っています（笑）。
岡山県は12日に緊急事態宣言が解除になり、その後まん延防止等重点措置への移行が決定しました。とはいえ、まだ安心できる状況には程遠く、これまでと同様、或いはこれまで以上にストレスや不安の強い日々がもう暫く続くと思います。爽やかな秋空の下、身の回りにあるちょっした不思議さや美しさに目を向け、秋を感じる気持ちのゆとりを持てるといいですね。
