2025.06.27
6月26日(木)、予定よりも4日遅れてプール開きを行いました。この日は朝から大雨でプールなんて絶対無理!と高を括っていましたが、8時を過ぎると急に雨が止んで青空が見え始め、気温もどんどん上がって9時前には「プール開きできるかも…」、9時過ぎには「よしっ!プール開きしよう!」「(子ども達)やったぁ!!」「プール!プール!」の大合唱。早速プールに水を張って環境準備を整えて10:30~3歳以上児クラスのプール開きを行いました。
毎年プール開きでは最初に子ども達に『水』の特性(浮力・抵抗・水温・水圧)と、人間は水の中では呼吸ができないことを話し、楽しさだけでなく水の怖さも伝えるようにしています。使用するプールはグランドユニットプール(内寸縦3.32m×横8.45m、深さ50~55㎝)で、組立式プールとしては最大規模です。 基本的に毎日水はしっかり張るようにして、子ども達が水の中で浮く感覚を十分に味わえることを重視しています。
この日は3→4→5歳児の順で行い、1回目ということで活動時間は3・4歳児クラスは20~25分、5歳児クラスは40分としました。3歳児クラスははじめての大プール(2歳児までは小プール)で、子ども達の心臓はドキドキです。ゆっくり入水した後、水の抵抗を全身で感じながら歩いたり、肩まで浸かってみたり、お顔を洗ったりしました。4歳児クラスも1年ぶりのプールで、最初は慎重に歩いたり、肩まで恐る恐る浸ったりしていましたが、徐々に感覚を取り戻して、顔浸けに自ら挑戦したり、息はき(バブリング)をしたり、お友だちと豪快に水かけ合戦を楽しみました。
5歳児クラスは、前の2クラスと比べると随分表情に余裕が感じられ、入水時から喜び+パワー全開!水流を楽しみながら色々な歩き方や浮き方で遊んでみたり、
皆で早歩きをして大きな水流を作って体ごと流されてみたり、 積極的に顔浸けに挑戦したり、水中をリラックスして浮いたり、ダイナミックに水の中に飛び込んだりする姿が見られました。まだまだ個々で水への抵抗感には差がありますが、これから徐々に慣れていきながら、皆で『水中で呼吸をコントロールしながら泳ぐ』ことを楽しんで習得していきたいと思います。
梅雨が明けると子ども達は毎日のようにこの大きなプールに入ることができます。近県には水不足によってプール活動ができない自治体もある中で、岡山県は豊かな水資源に恵まれた場所です。子ども達には夏の保育の柱であるプール活動を通して、『水』という保育材料の持つ不思議さや面白さ、美しさに触れながら、暑い夏を涼しく爽やかに、そして意欲的に過ごしてほしいと思います。