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2025.06.20

笹プロとジャムとポテチと…

6月18日(水)、この日は曇り空で気温もそこまで上がらなかったので、3歳児クラスは楽しみにしていた笹ヶ瀬川に行きました。 ズバリ!この日の活動のねらいは、『 ワンダーパワーを使って 梅雨時期の植物や生き物との出会いを楽しもう!』。皆で笹ヶ瀬川沿いをてくてく歩いていると、さっそく「なんかジリリリって鳴いてるよ」「アリの行列があるね」と声を弾ませながら発見したことを教えてくれました。

また、この日は色々な種類のチョウがたくさんひらひらと飛んでいました。発見する度に帽子や網をもってワァーと一生懸命にチョウを追いかけ、子どもも大人も必死になって何匹か捕まえることができて大満足の子ども達…リンプンが指について驚く子、「放してあげよう」と、そっと逃がす子、「いやだぁ!」と言ってずっと持ち続けたい子など反応は様々…それが子ども達の生の姿であり、心の目が輝く瞬間でもあります。そして、あるポイントに到着して地面に目をやってみると、大量のショウリョウバッタの赤ちゃんに遭遇!こうなるともう子ども達は止まりません、一斉にバッタの赤ちゃん捕獲大作戦が始まりました。そんな中、指の第一関節ほどの小さなバッタを見て、「迷子になったのかなあ」と、可愛らしい感想も聞こえてきました。

その後、大きなアジサイを見て「きれいだね」「どうして色が違うのかなぁ」「カタツムリいるかなぁ」と思いを巡らせながら歩いていくと笹ヶ瀬川レストランに到着。「楽しみぃ~!!」とニコニコ笑顔の先には、赤いつぶつぶイチゴ(ナワシロイチゴ)がたくさん生っていました。保育者が水で洗って味見してみると…「すっぱ~い!」「でもおいしい」「甘いのと酸っぱいのがある」と、たくさん感想が聞かれました。

その後、園に帰ってからは、皆で感想を伝え合ったり、絵本の読み聞かせを聞いたり、連れて帰ってきたバッタの赤ちゃんの飼育方法について意見を出し合ったり、小さな命について考えたりしました。

また、今回は保育者が場所の下見をした時に事前にナワシロイチゴの果実を大量に収穫していました。その大量のナワシロイチゴを見た子ども達は大喜び!保育者が「これでなにつくりたい?」と聞くと子ども達は「ジャム!」とほぼ即決!この流れからジャム作りに活動が広がりました。鍋にナワシロイチゴとお砂糖を入れて火にかけるとあっという間に果実から水分が溢れ出して「いいにおい」と嬉しそうな子ども達!出来上がったジャムは給食のデザートとしてクラッカーにのせて美味しくいただきました。身近な自然とふれあって、実際に生き物に触れて、地域の自然の中で育った旬の果実を食べる体験を通して、自然の不思議さや命の輝き、自然の恵みや味覚を存分に楽しむ体験ができました。

さて、今回は旬の食材を使った食育をもう1つ紹介します。同日、5歳児クラスは先日収穫したジャガイモと保護者の方からいただいたジャガイモを使って、ポテトチップス作りをしました。今回のクッキングでは包丁は使わず、ピーラーやスライサーを使って、皮むきをしたり、薄切りにしたりしました。子ども達は、順番にピーラーやスライサーに挑戦して、「ペラペラになってる!」「切った時にサクサク音がするね」と、慎重にスライスしたり、真剣に友達のようすを見たりしていました。

スライスしたジャガイモは、水気を切って、電子レンジで加熱します。加熱する前はフニャフニャだったジャガイモが、ピー!と音が鳴るとパリッパリッに大変身!思わず「うわあ~!」と声が出ていた子どもたちでした。最後に塩で味つけをして「いただきます!」。パリッといい音をさせて、「おいしい~」と味わう姿が見られました。市販のポテチも美味しいですが、園の畑で収穫したジャガイモを使って作った油を使わない超ヘルシーなポテトチップスは、子ども達にとって最高のおやつになったに違いありません。ご自宅でもぜひ試してみてくださいね。

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