2025.06.09
園で梅仕事を始めて数年…今年は4月に開園した馬屋下まんまるこども園から立派な梅をたくさんいただき、子ども達との話し合いの結果、大梅はシロップに、小梅は梅干しにすることにしました。
6月6日、偶然にもこの日は「梅の日」で、昔より貴重であった梅を献上し、健康や五穀豊穣を祈願しこことに由来しているそうです。今年2月、同じく馬屋下まんまるこども園から届いた梅の花。部屋や玄関に飾ったので、その花が梅の実になった!と繋がった子もいました。”はながさいてみになって~♪”そんな歌をうたいながら生長していくようすを想像した子ども達。すると外から入ってきた風にのって、室内中に梅の香りが…。「うわ~いいにおい」「ももみたいなにおいがする」「あまいかおり」。梅の香りは子ども達を一瞬にして笑顔をにする凄い力を持っていますね。
今年は梅シロップと梅干しを同時につけました。漬ける前に、「シロップと梅干しはどんな味?」と子ども達に質問すると、「すっぱい!」「シロップはあまい」「あまずっぱい」と経験から色々な意見。次に「何を入れてつけるの?」と質問してみると、しばらく考えて「シロップは氷砂糖!あまいから」「ん~うめぼしは粉砂糖?おなじ氷砂糖?」
『梅干しは塩で漬ける』と知って驚く子ども達。すっぱいものが塩とは結び付かなかったようで「どうやってすっぱく変身するの?」と特に5歳児は興味津々のようす。そんな子ども達のようすから”シロップは4歳児””梅干しは5歳児”がつけることにしました。
いよいよ梅しごと開始!実を丁寧に洗ったり、爪楊枝でへたをとったりした後は、カビを防ぐためのアルコール消毒。ペーパーで優しく丁寧に拭き取った後、梅を傷つけないようにそっと瓶へおいていきます。「いいにおい」「うめのみかたいね」「やさしく、そっと…」4歳児は氷砂糖と梅を交互に、5歳児は塩と梅を交互に重ねていき、梅しごと完了!!ではありません。
この後どうなって(変化して)いくのか、どんな所においておけばいいのか、というおしごとです。毎日の変化を楽しみに、自分達で感じ、考えてながら、梅しごとは続きます。さて、今年はどんな梅ができるでしょうか?