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2025.05.16

のどかな風景

5月14日(水)、4歳児クラスの子ども達は初夏を感じる笹ヶ瀬川へ…。この日はいつものお散歩ではなく『いろいろな色の草花を見つけよう』という目的があったので、急遽4歳児クラスの笹ヶ瀬川プロジェクトを実施しました。

今、4歳児クラスは色水への興味関心がすごく高まっており、子ども達は植物に興味津々です。この日も到着早々に早速ヨモギを見つけて匂ったり、保育者が触ってはいけない植物のお話をすると「へぇ~ワルナスビっていうんだ…わるそうな名前」とすぐに反応したり、知らない花に自分たちで名前を付けたり、クズの葉を鳴らしたり、オオバコでお友だちとお相撲をとったり…、植物を使った遊びを様々な場所で各々にしっかりと楽しみました。

そして忘れていなかった『草花さがし』。皆で黄色やピンク、紫色の綺麗なお花を見ながら土手を歩いていると、「ここのお花は摘んでもいいよ」と、 土手で毎年季節のお花を植えてくださっている地域の方から声をかけてもらいました!子ども達は「おばちゃん、ありがとう!」とお礼を言い、キンケイギクとヒルザキツキミソウの花を1つずつ摘ませていただきました。園周辺の身近な自然を用いた自然体験にはこうした思いもよらない出来事(地域との交流等)が間々起こるので心がほっこりとなります。

その後もユウゲショウや真っ黒に色付いたパリッパリのカラスノエンドウ、匂いに特徴があるハッカやノビルなどを見つけながらてくてく歩き、ふと来た道を振り返ってみるとノイバラの白い花と甘い匂いが目の前いっぱいに…。約1時間のプロジェクトでしたが、子ども達はクラスとしてまとまって活動する中で、一人一人が植物との出会いや発見を楽しみながら参加することができ、まるで時間の流れがゆっくりになったような『のどかな風景』が笹ヶ瀬川の土手に広がっていました。

翌日、集めた草花を使って楽しみにしていた色水遊び。子ども達が採取した草花の他に、保護者の方から「色水遊びにどうぞ…」と、頂いたお花も加わり、まるで即席のお花屋さんのような環境になりました。

子ども達はすり鉢とすりこ木を使って草花をすり潰したり、ビニール袋を使って揉みこんだりしながら「黄色い花だけ使ってみようかな」「集めた草を全部混ぜてみたい!」など、個々に好きな色水作りを楽しみました。完成した色水を皆で見てみると、草花を全部混ぜている色水よりも1種類の草花だけを使って色を出した色水の方が、きれいな色が出ているということにも気付きました。たくさんの試行錯誤を繰り返して自分だけのオリジナルの色水を作って大満足の子ども達。この色水作りの実験はもうしばらく続きそうです。

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