2024.10.28
10月11日、5歳児がクラスが久しぶりの笹ヶ瀬川プロジェクトに出かけました。日中はまだ暑いけど、朝夕はすっかり涼しくなってきたころ、「今の季節は?」と尋ねると、子ども達は「秋!」としっかり答えてくれました。笹ヶ瀬川の景色の一つ『空』からもそれを感じることができました。夏によく見るもくもくした積乱雲や入道雲とは違い、この日の空には、すじ雲・うろこ雲・ひつじ雲といった秋を代表する雲が見られ、目で見て季節の変化を感じました。
次は、子ども達の大好きな土手のフィールド散策です。一番に見つけてもらったオヒシバ・メヒシバを使って草相撲で遊んだ後、ワンダーパワー(五感+心+頭)を使っておもしろいと思うものを探していきました。秋になり翅が伸びて遠くまで飛ぶことができるようになったショウリョウバッタやトノサマバッタ、イナゴ類、キリギリス類を喜んで追いかける子ども達。何匹も捕まえて観察しました。
「カマキリ見つけた!」という声と共にあっという間にこんなにたくさんの子が群がり、皆で協力して見事捕獲しました!大物を捕まえた時の子ども達の表情は自信と達成感にあふれていましたよ!
そしてこの日はじっくり『おもしろい』と思うものを見つけることができるように、“虫眼鏡”というアイテムを使いました。使い方の約束を守ってじっくり観察する姿が見られました。自分がおもしろいと思ったものを袋に入れて持ち帰ったあと五感のカテゴリーごとにおもしろいと思ったものを貼り付けたり、または絵で描いたりしてその理由をできるだけ文字で書きあらわしてこの日の発見カードが完成!
友達の物を見合ったり、保育室の絵本棚に保管してあった昨年度の5歳児さんの発見カードの冊子と見比べたりすると、より関心が深まり「去年もナンキンハゼがあったんだね!」「カマキリを見つけたの一緒だ!」などと、気づいたことを伝えあっていました。
記録を残す活動を続けていくことで、その時々の子ども達の自然の感じ方を知ったり、笹ヶ瀬川の自然の変わらないところ、変化しているところに気づいたりして、笹ヶ瀬川を愛する子ども達の輪が続いていってくれるのではないかと今後に期待しています。