2020.05.26
5月に入ってからは園庭のプランターで育てているイチゴが毎日のように収穫できるようになり、2歳児から5歳児までは自分で収穫を楽しみました。
子ども達みんなの登園が再開してから食べられるように保育者が冷凍しておいたイチゴの総量はなんと1.5㎏!それを5月21日、5歳児クラスを中心に、保育者がジャムを作るようすを見ました。
最初は鍋に冷凍しておいたイチゴと砂糖を入れて煮詰めていきます。「あれれ?赤いイチゴがピンク色になってる!」「泡が出ている!」「灰汁が出ているんじゃない?」「灰汁は取らないと美味しくないよ!」といった会話が子ども達から聞こえてきました。
そして、さらに煮詰めていくと…「うわートロトロになった!」「ピンクから赤に戻ってた!」と変化に気付くことができました。調理の過程の食材のようすを見たり匂ったりすることで、色や様態、匂いなどさまざまなことに気づくことができ、たくさんの疑問をもち、よりイチゴに対する関心が深まったようでした。
完成したイチゴジャムは1~5歳児が美味しくいただきました。5歳児は自分でクラッカーの上にジャムを乗せていただきました。「あま~い」「すっぱいね~」などと友達と喜んで味わっていました。
食育の目標は『食を営む力』の育成です。園生活の中で子ども達が長い日数をかけ、愛情をかけて大切に育てたイチゴを使った手作りジャム作りは、実際の味以上に思い出として、子ども達のこれからの食体験の基礎になると思います。今後も園内の栽培物を通して様々な食育体験を行っていきたいと思います。