2024.05.29
春の味覚といえば、ヨモギ、タケノコ、イチゴ…といい匂いがしてくるものがいっぱい!4歳児クラスは、笹ヶ瀬川や園庭でヨモギを見つけ、匂いを嗅いで楽しんでいました。子ども達はヨモギが食べられることを知り、「食べたい!」「どうやって食べる?」と相談しました。先日、5歳児クラスがヨモギパンをお家の方と作って味わっていたので、少し変えてナンと天ぷらにして味わうことに決定。
ヨモギナン作り
子ども達が第二園庭から新鮮なヨモギを摘んできて、グツグツ煮たヨモギを潰していくと、「いい匂いがする」「抹茶に見える!」などの声が聞かれ、色の変化や匂いを感じていました。そして、強力粉やドライイーストなどと一緒にホームベーカリーに入れて生地作り。中を覗いてみると、「回ってる!」と大興奮で、そこから更に発酵して生地が膨らむようすを不思議そうに見ていました。
フライパンやピザ窯で焼いて食べてみると、「飲み込むときにヨモギの味がする!」「ピザみたいで美味しい!」と何度もおかわりをする子ども達でした。
ヨモギとタケノコの天ぷら作り
別日には、いただいたタケノコとヨモギを給食先生に目の前で天ぷらにしてもらいました。衣を付けたタケノコやヨモギを油に入れた時の音に耳を澄ませたり、部屋中に香る匂いを感じたり…中には目を瞑って五感を研ぎ澄ましている子の姿も見られました。肝心の味は…「美味しい!」「少し苦い…」「さっきのは苦かったけど、こっちは美味しい!」「まだ食べたい!」と様々な感想が聞かれました。たくさんできたので、お隣の5歳児さんにもおすそ分け。実はこっそり5歳児クラスは前日にタケノコご飯も味わっていました。
イチゴジャム作り
園庭で実ったイチゴと市内の農園のイチゴを使って恒例のイチゴジャム作りをしました。保育者がたくさんのイチゴが入った大きな鍋を持って各クラスを回り、0歳児~5歳児の子ども達が、イチゴの匂いを嗅いで思わず微笑んだり、砂糖を入れると水分が出てきてトロトロになっていくようすに驚いたり、不思議そうにしたりしていました。
1時間程休ませて、いよいよ火にかけます。各クラス、時間を見計らってアトリエにくると、廊下からすでに「イチゴの匂い!」「いい匂い!」と言う声が聞こえてきました。
4・5歳児は順番に、大きな木べらで混ぜるお手伝いをしてくれましたよ。鍋の中を見てみると、「プクプクって音がする」「ツブツブだ!種があるよ!」「泡がある」「アクだ!」「カレーみたい」とたくさんの発見を子ども達ならではの表現で教えてくれました。
完成したジャムは、1歳児~5歳児がクラッカーにこぼれ落ちそうなくらいたっぷり乗せて、いただきま~す!「おいしい!」「あまい」「イチゴの味がする」「少しすっぱい」「まだまだ食べたい!」と口いっぱいに春の味が広がりました。これから園庭のタマネギやジャガイモ、トマトやピーマン、ナスなどの夏野菜が収穫時期を迎えます。今度は何を作ってみようかな?