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2024.04.19

自然保護センター遠足(春)

4月11日、4・5歳児クラスの子ども達が今年度はじめての遠足『春の自然保護センター遠足』に行きました。当日はとってもいいお天気。大型バスに乗り込み、園から市内を抜けて走ること約1時間20分…新緑の中、小鳥のさえずりが響き渡る気持ちのいい場所『岡山県自然保護センター』に到着しました。

駐車場では自然保護センターの研究員の先生方が子ども達を迎えてくれました。最初に元気にご挨拶をして、センター内の危険生物(マムシや蜂、マダニ等)とその対処法について聞いた後、いよいよ散策に出発。長い木の階段を登り、目の前に広がる美しい景色に子ども達の目もキラキラと輝きます。

その後は4歳児クラスと5歳児クラスに分かれて、ガイドの先生とそれぞれの目的地に分かれて出発。4歳児は『虫の原っぱ』、5歳児は『野草園』に行きました。4歳児ははじめての自然保護センターなので、大きな目的は、里山の中を自分の足でてくてく歩くこと。鳥のさえずりや植物(木々や花、木の実)、美しい新緑の風景をワンダーパワー(心の目)を使って見つけながら歩きました。途中、土の壁に空いている無数の穴に関心をもった子ども達。研究員の先生に「この穴なぁに?」「だれが住んでるの?」と質問していました。

5歳児は、緑の風と里山の命の芽吹きを感じながらの散策。途中、野草園での活動に使うための植物(木の実や花)も集めました。中でも椿の花は赤くて大きくて子ども達に大人気。他にも山菜のタラの芽やツツジ、ナワシログミなども教えてもらいました。

4歳児は虫の原っぱで『生き物探しビンゴゲーム』をしました。最初は虫や生き物を怖がる姿もありましたが、先生も一緒に夢中になって生き物探しをしていると徐々に慣れてきたのか、中にはアカガエルやカナヘビを素手で捕まえるツワモノも現れましたよ。

5歳児は野草園の畑の土を使ってままごと遊び(泥あそび)をしました。この土は、火山灰土壌で畑は勿論、泥あそび(泥で形作る)に適しており、子ども達は自分たちで土に水を加えて加工し易い硬さに調整し、友達とハンバーグやケーキ、団子など、美味しそうなご馳走をたくさん作って遊びました。その後は、隣の畑に行って築山作りにも挑戦。

大きなショベルと小さなスコップで人が登っても崩れない大きくて頑丈な山と周りには川やダムも作りました。並行して子ども達はカエル探しに夢中!気付くとすごい数のカエルが虫かごの中に…と思ったら今度は別の場所で「カエルだよ~!」と、1段上の畑からジャンプする(飛び降りる)遊びがはじまりました。遊具も何もない場所ですが、センター研究員の先生が用意してくださったままごと道具と豊かな土と水、カエル、草花でたっぷりと遊び込むことができました。

その後、各クラス毎にお弁当を食べて、センター棟周辺を散策してエントランス広場まで帰り、最も?楽しみにしていた『おやつタイム』を満喫して春の自然保護センター遠足を終えました。

里山は、人と自然とが共存する『美しい自然を感じられる場所』です。この遠足から、子ども達が自然の大きさや豊かさ、優しさを感じ、生涯を生きていく上で、この景色が幼児期の大切な原風景の一つになってくれると嬉しく思います。ガイドをしてくださった研究員の先生方、そして自然保護センターの職員の皆様、今回も貴重な体験の機会をありがとうございました。

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