2024.03.26
5歳児クラスの子ども達のこども園生活も残りわずか…。最後のお楽しみとして子ども達が主体となって遊び・昼食・おやつを含めた一日の生活を創る『デイキャンプ』を実施しました。これは、園の教育・保育目標の一つである「自分で考え、あるいは、自分たちで考え話し合って、学びに向かう力、生活を創っていく力をつける」を体現するプロジェクトで、子ども達はこの日に向けて約2週間ほど前からプランを練ってきました。
前日の準備は大きく分けて2つ!1つは、今年の食育活動のメインのパン作り。これまで何度もパンやピザを作ってきましたが、子ども達が「今回は粉から生地をつくりたい!」ということで、保育者は材料だけ準備して、あとは子ども達にお任せ…ボールに入れる材料を確認後、グループでパン作りがスタート。粉をスケッパーで混ぜた後は、手で力を込めてコネコネ…。手首を上手に返す姿はさながらパン職人のようで、力強い生地が完成!そして、生地は更に一晩寝かせることに…(当日のピザ生地やナンの生地になります)
もう1つは、子ども達がとても楽しみにしていた食材の買い出し。こども園から地域のスーパーまで歩いてお買い物に行き、入店前に店員さんから店内での約束を話を聞きました。当日の昼食の献立は皆で決めたカレー!全員分の食材なので、野菜は数をよく考えて「全部で〇個いるから、3本入りだから〇袋必要だね。」と、皆で会話を楽しみ名がらかごに入れていました。カレーのルーはなんと4種類をチョイス!混ぜ合わせてどんな味になるか大人も楽しみです。
当日、登園後まもなくカレーの下ごしらえにかかりました。野菜の皮むきをして、次に包丁で野菜を切りました。切り方は、これまでの調理や給食先生に教えてもらった経験からグループで話し合って決めました。その後は、昨日準備した(発酵した)パン生地を伸ばしてピザ生地の形にし、具材をトッピング。トッピングは友達と一緒に美味しそうな見た目になるように並べました。
いよいよ園庭でカレーの調理開始!キャンプらしく、くどをを使って直火で調理します。子ども達が切った野菜や肉を炒め、水を注ぎ、沸騰するまで煮込み、沸騰すると、いよいよ4種類のルーを投入!ルーを入れる順番は子どもたちなりの拘りがあり「このルーから!」と保育者と一緒に入れました。カレー調理の最後の仕上げは「リンゴのすりおろし」。1玉分すりおろして見た目も匂いも美味しそうな5歳児特製のカレーが完成しました。
手作りのピザとナンと一緒に「いただきます!」。天気の良い園庭にレジャーシートを広げ「一緒に食べよう」とお友達と一緒にいただきました。 飯ごうを使ってご飯も炊いていたので、おかわりの時は、ご飯とルーの量を自分で調節して入れていました。
子ども達の感想は「いつも食べるカレーより美味しい!」「何回でもおかわりできる!」「レジャーシートで食べるの嬉しい!」「ナンとカレー合う!」など、友達と話し合い、協力して作ったカレーやナンなどの美味しさをしっかり味わい、その喜びをかけがえのない仲間と共有することができた様子でした。
続きは(後編)をお楽しみに…