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2024.02.03

冬と、氷と、wonder power

今年の冬は暖冬で、霜が降りる日も少ないですね。しかし、先週は寒波が訪れ、冬らしい寒さがやってきました。そこで、保育者たちは子ども達が冬の感動を味わえるように園庭に水を張ったタライを置いて帰りました。次の朝子ども達が登園すると…

「うわー!」「氷ができてるー!」子ども達は氷ができていることに大感動。早速氷を見たり、触ってみたりしました。2・3歳児クラスの子ども達は「きらきら光ってるー!」「つぶつぶがあるよ」など、気づいたことを伝えてくれたり、「宝石みたいだね~」ときらきら輝く美しくて不思議な氷に子ども達の感性が反応していました。

次の日からは、特に4・5歳児クラスの子どもたちを中心に「氷を作りたい!」と、どんな容器にどのくらい水を入れてどこに置くかを自分たちで話し合い、仕掛けて帰りました。登園した子ども達は、早速カチコチに凍っているのを発見。「凍ってるよ!」「冷たい!」と大喜びのようす。5歳児の子ども達がバケツから氷を取り出してみると、バケツの底面にチクチクした不思議なものを発見しました。「かき氷みたい!」「なんで凍らなかったのかな?」と不思議そうにしていました。それがなぜかをクラスで話し合うと、「バケツの上のほうは冷たい風が当たったけど、中のほうは当たらなかったんだと思う」「上のほうの氷が冷たいのをはね返したんじゃないかな」など、それぞれに一生懸命考えて教えてくれました。

4歳児クラスは第二園庭にも氷を仕掛けており 、玩具の型通りに氷ができた喜びや驚きを感じ、冷たさ、形、模様、美しさなどをワンダーパワーでしっかり味わいました。また、土の中にできた霜柱も発見!冬の自然の中で生まれる氷の不思議で美しい姿に感動していました。

0歳・1歳児クラスは先生たちが子ども達に代わって氷を仕掛け、室内や戸外で見て触って楽しみました。タライにできた氷を自ら触ったり、透かせて見たり、皆で一緒に見たり、声をあげて氷の気持ちよさや驚きを表現してくれたり、ワクワクや不思議を全身で感じているようでした。

自然の中で生まれた不思議さや美しさは他のものには代えられず、子ども達に驚きや感動を与えてくれます。こうした体験の中で、子ども達のセンス・オブ・ワンダーの感性は豊かに育っていくことをこの実践から改めて感じました。今後もその時期ならではの自然事象を、子ども達と味わい、子ども達が主体的に関わっていくことができるような保育を展開していきたいと思います。

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