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2024.02.03

伝承遊び大会

1月31日、この季節になると子ども達は様々な伝承遊びに触れて遊んでいます。代表的なものでは、お正月遊びとして有名なコマ回し、剣玉、お手玉、カルタなどです。実はどれもとても歴史が古くて、奈良時代や平安時代から遊ばれていたという文献も残っているそうです。そんな古くからの知恵や魅力の詰まった伝承遊びをとことん楽しむため、今回は園内を開放した『伝承遊び大会』として、学年単位ではなく異年齢で開催しました。

4・5歳児の子ども達が小さい子ども達に今一生懸命取り組んでいる剣玉などを見せてあげると、1歳児など、年齢の小さい子ども達も見たことのない技の連続に驚き、じっくりと見ていました。

3歳児は得意としている糸引きゴマを1歳児に見せてあげたり、逆に4歳児からはキノコ回しの技を教えてもらったりしました。カルタ取りでは1~5歳児が混ざり合い、年長児が読み手となって楽しみました。

2歳児や3歳児などの小再クラスの子ども達も先生と一緒に投げゴマやあやとりなどに挑戦しました。年長児が優しく教えてくれたり、お手本を見せてくれたりするので、子ども達は初体験の遊びでも楽しんで触れることができ、年長児たちへの憧れや親しみが増したようでした。

様々な遊びを存分に楽しんだ後は、いよいよ4・5歳児クラスの発表タ~イム!この日に向けて技を磨いてきた子どもたち…1~5歳児クラスの皆が見つめる中、 投げゴマ、お手玉、あやとり、剣玉の中から技を1つを選んで披露。独特の緊張感の中で、子ども達が自信をもって技を披露すると、客席の子どもたちは目を輝かせて見守ったり、拍手をしたりして会場内はとても盛り上がりました。

伝承遊びは、技のバリエーションが多く、自ら工夫して考えていくことや、友だちと競いながら技を上達させる面白さが大きな魅力です。また、お手玉やあやとりのようにお家の方に道具を手作りしてもらえる物もあるので、親しみを持つことに繋がるように思います。

そして今回、異年齢集団で遊んだり、披露したり、見合ったりすることは、まさしく『伝承』であると感じました。今後もこうした機会を大切にしながら、この国で生まれ、脈々と伝わっている懐の深い楽しい遊びを次の世代に正しく伝えていくことも教育・保育の大きな役割であり、魅力かもしれませんね。

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