2023.12.18
12月12日と14日、2日間に分けて3・4歳児クラスの音楽会ごっこを行いました。あえて『音楽会』ではなく、『ごっこ』としているのは、3歳児・4歳児の発達を踏まえて、発表会形式よりも、日常の音楽活動に近いようすを保護者の方に観ていただいた方が、子ども一人一人の成長や集団としての一体感をより実感していただけるのではないかと考えたためです。
最初は3歳児クラス。 子ども達は絵本『おむすびころりん』の「100になっても200になってもにゃんこの声は聞きたくない」のセリフが大好きになって、言葉遊びから音楽表現へと発展していきました。当日は『おむすぎころりん』の劇の中で歌ったり、身体表現をしたり、リズム遊びをしたり、ネズミになりきっておじいさんと言葉のやりとりを楽しんだりしました。
次に4歳児クラス。 春から歌詞の世界のイメージをもって歌をうたうことを楽しんいる子ども達。その中から大好きな2曲を選んで生き生きと歌いました。
合奏では、 様々な楽器の音色に親しんできました。当日は、拍子木・カスタネット・タンバリン・鈴の中から自分の好きな楽器を選んで、皆で音を揃えて演奏することに挑戦しました。
劇遊びは、『 ブレーメンの音楽隊』。劇で使用するお面は、子どもが思いを込めて制作しました。劇中の台詞は子どもと一緒に考えたり、劇中の歌は皆が楽しめるように、曲などを工夫して取り組みました。
『音楽会ごっこ』をとおして、子ども達は、歌では声の美しさや歌詞のおもしろさ、楽器遊びでは色々な音が重なる不思議さ、劇遊びでは皆で役になりきって物語を進めていく集団としての満足感や達成感を味わうことができました。そして、保護者の皆さんからは温かい拍手もいっぱいしてもらって、大満足の2日間となりました。
これからも、クリスマスやお正月、冬から春へと季節を感じる歌を全身を使ってうたっていきたいと思います。