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2023.05.20

Welcome to IKEDA Zoo

3・4歳児クラスの子どもたちが、池田動物園へ遠足に行きました。

池田動物園は、日本初の民営動物園でその歴史は70年以上の岡山市民ならだれもが知る動物園です。

4歳児は、遠足で動物園へ行くのが昨年度に引き続き2回目。事前に月刊誌の動物の特集を読み、動物の尻尾やうんち、飼育員さんの仕事について興味をもっているところでした。 3歳児は、いつものようにワンダーパワー(五感+心)を使ってじっくりと本物の動物を味わいに行きました。

まず、3歳児クラスを出迎えてくれたのは、アミメキリンのサンタロウくん。お家から出て来てすぐ、壁に首を打ち付けて大きな音を鳴らしてくれました。その迫力に子どもたちは「何してるんだろうね?」「首がかゆいのかな?」など、動物の気持ちを想像しながら話す声が聞こえました。

次に、向かい側の檻から、ウホウホと2頭のフクロテナガザルが会話しているような大きな声と、長い手でするっと雲梯を移動する姿が…。「うれしいのかな?」と、その姿や声に呼応するように真似る子どもたちが何人もいました。

続いて、インドクジャク、モモイロペリカンなどの鳥をじっくりと観察。「魚のうろこみたい」「見て!しっぽが長~い」などの発見も楽しみました。チンパンジーにはシンパシーを感じたのか「おはよう」と話しかけ、「やったぁ、うなずいてくれた!」と喜ぶ姿も…。子どもたちが特に楽しみにしていた動物の一つであるフラミンゴは、色鮮やかな群れが子どもたちの目を引き「うわ~きれい!」、そして「あれ?2本足で立ってる」「丸まってる!(うずくまっている)」ことを発見し、『フラミンゴは1本足で立つ生き物』という子どもたちの常識が実際に本物を目にしたことで覆されたようでした。

朝一に給食先生が作ってくれた手作りジャムサンドでエネルギー補給をした後、前日にパンフレットを見た中で一番人気があったコウモリを見学。天井の格子に逆さ吊りになって群がっている姿に驚く子ども達でした。その後、ホワイトタイガーやライオンなどの猛獣は、目の色や体の大きさに注目したり、クモザルがしっぽを使って縦横無尽に移動する姿を見たりして、とても驚いていました。

シカやジャージー牛では餌やりも体験。「ペロって舐めた!」「ベロがつるつる!」「食べてくれた!」など、喜びと発見の体験となりました。3歳児の子どもたちは、どの動物にも親しみをもち、真似をしたり、話しかけたりしてコミュニケーションをとろうとする姿がとても印象的でした。

4歳児クラスは、動物のウンチに注目しており、シカ…コロコロ、シマウマ…ベチャ、ラマ…ポロポロしてるけど山盛り、ホワイトタイガー…細長いなど、子どもたちの言葉で分類していました。また、檻の前にある表示を自分たちで読む姿もあり、レッサーパンダは、「草をいっぱい食べるから、緑色のウンチをするんだって!」と知ることができました。

尻尾に注目して見ていくと、シカ…短い、クモザル…長くて手みたい、シマウマ…餌を食べているときはよく振っている、カワウソ…短いのと長いのがある、ジャージー牛…虫を追い払うために動くといった具合に分析していました。

他にも、ミーアキャットが飼育場の体重計に乗った時には、「どう?体重見れた?もういいかな?」、クモザルがけんかをしているときには「僕がここを使うんだよ!」「いや僕だ!」など 、動物たちの気持ちを想像しながら動きに合わせてアフレコを楽しむ姿が見られました。 他にも、シカに餌をあげたり「この前より角が伸びてる!」と 前回からの変化に気づく子もいました。

4歳児は動物の姿だけでなく、生態などにも興味をもち、より科学的に深めていこうとする姿がある一方、動物の思いを想像して言葉にする楽しさも味わっていて、子どもたちの知的好奇心の育ちを感じることができました。今後も大好きな動物たちへの興味や関心を深めていきたいと思います。

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