blog

  1. ホーム
  2. まんまるこども園ブログ
  3. 4歳児 笹ヶ瀬川プロジェクト始動

2023.05.14

4歳児 笹ヶ瀬川プロジェクト始動

5月の初めに4歳児クラスの子どもたちが、今年度初めての笹ヶ瀬川プロジェクトへ出かけました。年度初めの第1回ということで、子どもたちにはお馴染みのワンダーパワー(五感+心)を使うことと危険な生き物の存在について話しました。そして最初は笹ヶ瀬川で子どもたちにとって最もなじみ深い植物「ヨモギ」探しからスタート!ワンダーパワーの鼻を使って匂いを確かめる姿が素敵です。

2年目の笹ヶ瀬川プロジェクトともなれば、子どもたちは『ここで好きなもの(虫・花・実・草など)を発見して遊ぶ』ということをよくわかっており、ワンダーパワーを使って一生懸命探しに行きます。

お花を匂ってみたり、チョウを見つけてアミを持って大急ぎで追いかけてつかまえたり、小さな虫(テントウムシ、ヨモギハムシ、カメムシ、アブラムシ)を見つけたり、綿毛を吹いて飛ばしたり、思い思いに楽しんでいました。

この日子どもたちに伝えたい自然物が3つありました。一つ目は、茎をかじって味わうことができるスイバです。かじるのには抵抗がある子が意外と多かったですが、多くの子が興味はもっている様子でした。かじった子はというと…「酸っぱい!」という感想でした。

2つ目は、子どもたちの大好きなカラスノエンドウのお豆。さやが黒く熟した物を触ると中の豆がパチパチとはじけ飛ぶのです。実際に子どもたちの前で見せると「うわ!」と驚きの声をあげ、すぐに「やってみたい!」と、同じように熟した豆を探しに行きました。子どもたちの興味や意欲がグッと高まるのがわかり、とてもうれしい気持ちになりました。

3つ目は、笹ヶ瀬川のスイーツ、ナワシロイチゴの実を味わうことです。下見に来た時におそらく鳥が食べた残りが道の上に落ちていました。それに子どもたちがきづいてくれたらいいなぁと思っていたら、「何かあるよ!」と気づいてくれたので、ナワシロイチゴの実を紹介して、子どもたち(食べてみたい子)に味わってもらいました。味は、「甘い!」「ちょっと酸っぱい」などで、「もう1個ちょうだい!」とお代わりを求める声が多く聞かれるほどでした。実をつけるこの時期ならではの経験なので、子どもたちに味わってもらえてよかったなと感じました。

笹ヶ瀬川にはその時期ならではの自然が広がっています。季節ごとの自然を五感を通して味わっていくことで、その時期の自然が味や匂い、色や手触りなどを通して思い出されたり、別の季節に行ったときに変化を感じることができやすかったりすると実感しています。今年1年間、4歳児の子どもたちが笹ヶ瀬川でどんな発見や体験をしてくれるかとても楽しみです。

ページの先頭へ