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2023.01.20

保育の質の向上に向けて

園では2カ月に1回、くらしき作陽大学の瀬戸山悠先生(心理士)を講師にお招きして、子どもの発達や援助に関する勉強会を行っています。この日は「生と性について学ぶ」と題して性に関する園内研修を行いました。

内容は、乳幼児期に性に関する教育にはためらいがあったり、解釈が難しかったり、違和感をおぼえたりするかもしれないが、実は乳幼児期から自分のからだのことを知り、大好きと実感すること(自分のからだを肯定的に受け止める意識)はとても大切で、そのためには何でも相談できる親子関係や、円滑な人間関係の築き方を保育や家庭教育の中で繰り返し伝えていくことが重要である。

また、性に関する教育は園だけでなく家庭の協力が不可欠であり、子ども自身が自分のからだを大切にする意識を、園と家庭が連携・協力して、働きかけていく必要があることを学びました。昨今、性に関する考え方は国を問わず多様化しており、その中で我が国は小学校においても性についてあまり取り上げられることはなく、保育所保育指針等にもそれに関する記述は殆ど見られません。

今回の研修を通じて、保育者が専門性をもって子どもと関わり、健全な心身の発達を図る上で、性について学び、理解しようとすることはとても大切であることを改めて実感しました。今後もこうした研修を定期的に実施し、保育の質の向上に努めていきたいと思います。

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