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2022.11.11

10月の笹ヶ瀬川プロジェクト

朝夕がひんやりし始め、本格的な秋の訪れを感じた10月、日中は暖かなことが多かった笹ヶ瀬川で、草花や生き物はどうしていたのでしょう。10月に行った笹ヶ瀬川プロジェクトのようす(5歳児、4歳児各1回ずつ)をお伝えします。

セイタカアワダチソウが背を伸ばし、黄色い花を咲かせ、奥に見えるオギ(ススキに似た植物)は穂を咲かせ、ふわふわと風になびいていました。また、ツルを伸ばして実を付けたイシミカワも見つかり、ツルがチクチクしていることや実の中に黒い種があることなどを発見していましたよ。

伸びた草を踏み開き、斜面を利用して草の滑り台で遊んだり、草のベッドに寝転んだりする姿も見られました。

虫たちはというと、春から比べると成長して大きくなったショウリョウバッタやトノサマバッタを捕まえることができました。捕まえることはできませんでしたが、オオカマキリを発見することもできました。

季節の変化と共に自然の景色が変わり、虫が生長している姿を五感を使って見つけることができましたよ。今回は、バッタやキリギリスの仲間、コオロギ、チョウチョなどたくさんの種類の虫をたくさん捕まえることができましたが、最後に捕まえた虫たちを全員で観察した後、“これから虫たちは産卵を迎えること”を伝え、全部逃がしてあげました。無事卵を産み、来年の春には卵からかえった姿をみせてくれたらと思います。

最後に。笹ヶ瀬川を散策に行く前には、毎回必ず保育者が下見に行っています。その際に、心無く捨てられたごみを拾うことがよくあります。それらのごみが自然に及ぼす影響について考えるきっかけになってほしいと思い、今回は敢えて両クラスとも散策の前に拾ったごみを子ども達に見せました。

ペットボトルやビニールごみなどの人間が作り出したものは、自然の中に還っていくことができません。しかし、資源としてリサイクルすれば、新たなものに生まれ変わって使うことができることを伝えました。子ども達の大好きな生き物がいなくならないようにきちんと分別を行っていきたいですね。 また、ごみとして自然の中に捨てられると土壌や水環境、そして生き物に悪影響を与えてしまうことを子ども達に伝えると、散策中や帰る道でもごみを見つけて拾ってくれることがありました。身近なところからできるSDGsですね。大切な自然を守っていきたいと思います。

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