2022.06.06
4歳児クラスが今年度初めての笹ヶ瀬川プロジェクトへ出かけました。年度のはじめということで、おなじみのワンダーパワー(五感+心)をしっかり使うことと危険な生き物に気をつけることを話した後、匂いをたよりにヨモギ探しスタート。 昨年度の経験があるからか、すぐに見つけた後、虫を探したり、面白い植物を探したりしに行きました。 護岸の向こう側にも植物が勢い良く伸びており、そこを歩くアリやダンゴムシなどの虫を見つけたり、赤いつぶつぶの実がついたナワシロイチゴを見つけて触ったり、匂ったりしました。
クズのつるが長いのを発見し、綱引きのように引っ張って遊んだり、電車のようにつながって遊んだり、また、縄跳びに変身させて跳んで遊ぶ子もいましたよ。
クズは葉っぱも大きく、叩いて音を鳴らしたり、傘のようにしてみたりもしていました。花はタンポポ、ヒメジョオン、ヒルザキツキミソウ、ユウゲショウ、オオキンケイギク、カタバミなどを見つけることができました。ハートの形の葉が3つ繋がっているカタバミは日本の家紋のモチーフにもなっています(根を絶やすことは難しいので子孫繁栄の意)。その葉っぱを水で洗って食べてみた子もいます。実は酸が強いので酸っぱい味!好きな子と苦手な子に分かれていました。
綺麗な花の蜜を次々に吸って飛び回っていたのがチョウチョです。この日はモンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、シジミチョウ、アゲハチョウなどの姿を見つけることができました。職員が一番多く飛んでいたモンシロチョウを捕まえるとたくさんの子が手をチョキにしてやって来ました。チョウの体に負担をかけないためにチョキで挟んであげます。友達同士で渡す時も優しく代わってあげていました。今回は自分でアミをもって追いかけ捕まえることができた子もいましたよ。
4歳児クラスはじっくりと観察したり、触って確かめたりして自然の面白さや不思議さをどんどん発見していくことができる年齢です。また、自然との関わりを通して他者との関りもどんどん深まっていく時期でもあります。笹ヶ瀬川プロジェクトを通して、仲間と共に原風景を共有し、センス・オブ・ワンダーや豊かな心を育んでもらえたらと思います。