2022.04.13
3歳以上児が園の身近にある地域の自然(笹ヶ瀬川土手)を散策して自然の面白さや不思議さを発見する笹ヶ瀬川プロジェクト。今年で6年目を迎えました。今年は初の試みとして、5歳児は親子で笹ヶ瀬川プロジェクトに参加してもらいました。(感染症対策で保護者はマスク着用しています)
笹ヶ瀬川に行く前に保護者の皆様には、パワポを用いて「本実践を通して子ども達のセンス・オブ・ワンダーや、非認知能力が育っていること」、「今日の活動では子ども達の発見や感動を最も近くで共感・共有してほしいこと」を写真を交えてお伝えしました。
その後、親子で笹ヶ瀬川へ移動。 散策の際使って欲しい力…そう!ワンダーパワー(五感+心)です。子ども達は2日前に5歳児だけの笹ヶ瀬川プロジェクトを経験しており、その時に、お父さんやお母さんに感じてほしい物を決めていました。草餅にも使われる春のいい匂いの葉っぱヨモギ。茎をくるくる回すとリンリンと音がするナズナ(ペンペン草)。茎をかじるとその名の通り酸っぱい味がするスイバ。(口に入れるので事前に職員で採取し洗ったもの)保護者の皆さんも童心に帰って楽しんでいました。
その後は園で用意した「親子フィールドビンゴ」を使って、自然散策を楽しんだり、チョウチョやテントウムシ、ダンゴムシ、バッタ、カナヘビなどの虫を全力で探したりしながら大人も子どもも時間を忘れて楽しみました。
また、捕まえた虫を友達同士で見せ合ったり、触り合ったりしたり、虫かごの中を生き物のお家になるようにしてあげたりする姿も見られました。
今回のプロジェクトは時間こそ短めでしたが、親子で生き物や草花に触れて自然の素晴らしさを感じたり、自然の中で驚きや感動を繰り返す子ども達のようすを間近で見たり聞いたりして充実した時間となったように感じます。
活動後、保護者の皆様からいただいたアンケートには、「家庭からも自然散策に行きたい」、「子どもの発見や喜びに共感していきたい」、「子ども達が普段どんな事に興味をもち、どうやって過ごしているかを見ることができた」といった感想をいただきました。親子で身近な自然散策に出かけて、ワクワクドキドキを楽しみ、郷土の自然を愛する人になってもらいたいと考えています。