2022.03.08
外気は暖かく、雲のない晴天に恵まれ春の訪れを感じながら、4歳・5歳児が合同で笹ヶ瀬川プロジェクトへ出かけました。
今年度最後ということと春の訪れを見つけてほしいということで、今回は4歳児と5歳児がペアになり、2人組で笹ヶ瀬川の気に入った自然物を採取し、画用紙に貼り付けてオリジナルの発見カードを作る活動を行ないました。
その時大事なのは『ワンダーパワー(五感+心)』。採取したものを、じっくり見たり、匂ったり、触ったり、音を出してみたり、(可能なものは)味わってみたりしてお気に入りを見つけていきました。「先生、これフワフワだよ!」「これって食べれる?」「におってみよっと!」「これどこに貼ろうか?」などいつも以上にワンダーパワーを意識した声や異年齢のペアで話し合ったり伝え合ったりする声がたくさん聞かれました。
タンポポやオオイヌノフグリ、ホトケノザ、スイセンといった春の野の花が咲いていたり、ヨモギやスイバ、ツクシといった雑草が伸びていたり、テントウムシやダンゴムシを見つけることができたりと春の訪れを感じることができました。クズのツルで縄跳び遊びをしてみる子もいましたよ。
できあがった発見カードを見ると、大人が気付かないようなものに目を向けていたり、子ども達ならではの感じ方を楽しんでいることが分かったり、それぞれにセンス・オブ・ワンダーの育ちが感じられてとても嬉しく思いました。もうすぐ1年生になる5歳児にはこれからも笹ヶ瀬川の自然を愛し、今後も遊びに来てほしいですし、もうすぐ年長組になる4歳児には御南まんまるこども園のリーダーとして年少児たちにも自然の楽しさを伝えていってほしいと感じています。そして、我々大人は、子ども達が愛する『自然』を豊かに育んでいくようにしなければならないと感じています。
帰園後、完成した発見カードは5歳児がペアの名前を書いて4歳児にプレゼントしてあげました。「ありがとう」とお互いにタッチして喜びを表現していました。 こうしてまた笹ヶ瀬川の自然を愛するバトンがつながっていくことをとても嬉しく思いました。