2021.12.27
先日5歳児と3歳児が一緒に笹ヶ瀬川プロジェクトを行ないました。この日は冬ながら暖かな陽光も差しており、自然散策にはとても良い気候でした。5歳児は前日に下見に行き、木の実や種、葉っぱなどを採取したり、採取できないものや虫などは写真を撮り、この日の散策の発見目標になるように用意しました。
土手に着いて3歳児にそれらを見せると、皆やる気アップ!この日もワンダーパワー(五感+心)を使って発見を楽しみ始めました。
ナンキンハゼ、ノブドウ、ノイバラなどの木の実を集めて、硬さを感じたり、色を見たり、剥いてみたり、それを匂ってみたりして楽しみ、好きなものをコレクションしていました。イナゴやカナヘビなどの生き物を見つけた子もいましたよ。
5歳児は3歳児が取りやすいようにツルを引っ張ってあげたり、「ここにあるよ」と教えてあげたりして年長児らしく優しくリードする姿が見られ成長を感じました。
笹ヶ瀬川の冬の景色と言えば綿毛をいっぱいつけたたくさんのオギの穂です。光を反射し、風に揺れる風景はきっと子どもたちの心に深く残っているのではないかと思います。
御南まんまるこども園の「笹ヶ瀬川プロジェクト」では、3歳児クラスの時から継続して季節ごとの笹ヶ瀬川の自然を感じるために散策に出かけています。5歳児の子ども達はその集大成の3年目。どこにどんな植物や生き物がいるかをおおよそ把握しており、ねらいを定めて虫探しをしたりする姿が見られます。こうした姿を年少児に見せたり、また意識的に伝えたり、教えたりしようとする中で、センス・オブ・ワンダーや笹ヶ瀬川の自然を愛する心が受け継がれていくように感じます。今後3歳児クラスの子どもたちが成長してどのような姿が笹ヶ瀬川プロジェクトで見られるようになるのかとても楽しみです。