2021.05.14
御南まんまるこども園の子どもたちは草や花や木といった自然物が大好き。普段から、葉っぱや花で色水作りをしたり、紙の叩き染めをしたりして遊んでいます。また、季節の自然物を使って布や毛糸の染め活動も行っています。そんな5歳児クラスの子ども達が春の自然物を使って綿の布や毛糸、ハンカチの染めを行いました。
まずは笹ヶ瀬川で集めた、ヨモギを使って挑戦!大きな白い布が何色に染まるかみんなで予想すると、黄緑、緑以外にも想像力を膨らませ、「○○色にちょっと○○色を足した色」という予想もいくつか出ていました。乾燥させたヨモギを見て、「栄養がなくなったんじゃない?」「おひさまに当たりすぎたんだよ。」などと、考えを口にする姿も。煮込むにつれて、だんだんとヨモギの匂いが部屋中に広がってきました。
ヨモギの匂いに「うっ!」とびっくりする子、繰り返し嬉しそうに嗅ぐ子、様々でした。出来上がった布を見て予想にはあがらなかった色だったため、「わあ!」と声があがり、思い思いの”見えた色”を口にしていました。
次に家庭から持ち寄ってもらった玉ねぎの皮を使って染めをしました。染めたものは毛糸と大きな布とハンカチです。ハンカチはビー玉と輪ゴムを使って絞りを子ども達に作ってもらいました。「これを染めるってこと?」「ビー玉のところが染まるの?」不思議そうな子ども達。早速お鍋にお湯を入れて玉ねぎの皮をたくさん入れて染めスタート!「オレンジっぽくなってきた!」「茶色みたい」と色の変化を楽しんでいました。ハンカチを染めて絞りをほどいていくと模様が綺麗にできていました。「すごーい!」「ミッキーの形ができた」と偶然生まれた様々な模様に大喜びの子ども達でした。
自然の物から出る色は子ども達の想像ではない色になったり、とても美しかったりするので子ども達は大きな驚きと感動の体験をすることができています。染めたハンカチは、おうちの人へのプレゼント,大きな布はこいのぼりになる予定です。自然物の色合いと子ども達の造形がミックスされて面白い作品ができるのではないかと期待しています。