2021.03.17
ぽかぽか陽気でとてもあたたかな春を感じられた３月17日、４・５歳児クラスの子どもたちで笹ヶ瀬川project Specialを行いました。卒園間近の５歳児にとっては最後の散歩になるかもしれません。４・５歳児でペアになって手をつなぎ、「テントウムシ、見つかるかなあ」「お花も咲いているかな」と笹ヶ瀬川へ出かけました。
保育者からのお題で「いい匂いがするもの」「きれいなもの」「触ったら気持ちいいもの」「スペシャルなもの」の4つをワンダーパワーを使ってペアで探します。５歳児は、４歳児の子達に「ホトケノザの蜜は甘いんだよ」「こっちにツクシがたくさん生えているよ」などと優しく教えながら探していました。４歳児の子達は５歳児といっしょになってじっくりと探したり、観察したり、面白いものを見つけたりすることを楽しむことができました。
笹ヶ瀬川の土手をフィールドに継続して散策することで、子ども達の自然への興味や関心、それを感じる『センス・オブ・ワンダー』、今回もたくさんの生き物や植物に心をうばわれ、じっくりと見たり、遊んだりしていました。タンポポ、スイセン、オオイヌノフグリ（タチイヌノフグリ）、カラスノエンドウ、ヨモギなどの春の草花や、テントウムシやワラジムシ、カナヘビなどの生き物を見つけました。豊かな感性のバトンが５歳児から４歳児へと渡され、笹ヶ瀬川プロジェクトがつながっていくことに嬉しさを感じました。
５歳児クラスは４月から小学生。ここで育んだ『センス・オブ・ワンダー』を大事に、時々季節の移ろいを感じる笹ヶ瀬川に足を運んでほしいなと思います。この経験が子ども達の心の原風景となっていることを願っています。
