2021.03.10
今年はコロナ禍で、毎年実施されている就学前の1日体験入学が中止になりました。そこで、子ども達が就学への見通しをもったり、小学校での学習意欲を高めてもらえたらと思い、担任ではない小学校教諭Ⅰ種免許状をもっている保育教諭が小学校の先生に変身して模擬授業を行いました。
この日の授業の『めあて』は「小学校がどんなところか知ろう」です。子ども達は「算数」ではホワイトボードでを使って足し算、「国語」では3びきのこぶたのお話の続きを想像して書いてみることを行いました。どちらの授業も子ども達は集中して先生の話を聞き、ワクワクした表情で課題に取り組みました。子ども達からは「楽しかった!小学校が楽しみ」といった感想が多く聞かれました。
他にも実際に小学校で使っている教科書を見せてもらいながら、実は(生活科や音楽、体育は)園での生活体験が小学校での学習に密接につながっていることを知った子ども達。子ども達は小学校の授業や活動の雰囲気を模擬授業の中で感じることができ、今日のめあては無事達成することができたようです。
その後、園長先生からも時間は短いですが、「ともだち」をテーマにしたスペシャル授業がありました。自身の幼少期~学生時代を振り返りながら、「熱中できること」を見つけると、必ずそれを一緒にしたり、応援したりしてくれる「👍(グッドな)ともだち」ができることを教わりました。
どちらの授業も子ども達は最後まで集中して参加せることができたことに成長を感じるとともに、就学への期待につながったのではないかと思います。残された時間は僅かかもしれませんが、これからも子ども達が自信と意欲を胸に、小学校生活に憧れの気持ちをもって就学することができるように、園でワンチームになって応援していきたいと思います。