2021.01.07
1月7日は新年最初の行事、七草の日です。今年は特に、新型コロナウイルスという目に見えない脅威がある中で、1年の無病息災や新型コロナウイルスの終息を願って七草粥作りをはじめました。例年は全クラスで行っていましたが、今回はコロナ対策として、0歳児、1~3歳児、4、5歳児クラスに分かれて行いました。
0歳児クラスは、七草をしっかり見て触ったり、顔に近づけて嬉しそうに匂いをかいだりする姿が見られました。大きなスズシロ(ダイコン)に大興奮で、”よいしょ”と上手に両手で抱え、”持てたよ~!”とニコニコな表情を浮かべて見せに来てくれる姿がとても可愛らしかったですよ。給食に出た七草粥も、大きな口を開けてモリモリ食べることができました。
1~3歳児は、七草を麺棒で叩いて柔らかくしました。「七草ばやし」に合わせて、リズムよく叩く姿も見られましたよ。叩いて柔らかくなると七草の香りもしてきます。興味津々に匂いをかいだり、触ったりしていました。スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)は2歳児クラスが育てて収穫したもので、「わたしたちのダイコン!」と嬉しそうにでき上った七草粥を食べていましたよ。
4、5歳児は、保育教諭の七草の種類についての話や、七草ばやしの由来についての話を興味をもって聞く姿が見られました。七草がどこで見つかるかを教えてもらった子どもたちは、「これってこども園で採れたの?」と驚いたり、「笹ヶ瀬川にもあるかなあ」と期待を膨らませたりして、より七草を身近に感じることができたのではないかと思います。その後5歳児はスズナ、スズシロを包丁を使って切り、4歳児は七草のうち1つを選んで麺棒を使って叩きました。
くどを使って七草粥ができあがっていくようすも、「いいにおいがしてきた」「パチパチ音がするよ」と楽しみにしながら見ていましたよ。途中からは雪も降ってきて、とても寒い中できあがった七草粥。子どもたちはモリモリ食べ、心も体もしっかりと温まったようです。
皆で園生活を送れることに感謝しながら、2021年も元気に過ごせる年にしたいと思います。