2020.12.22
12月22日(火)、地域の身近な自然である笹ヶ瀬川の土手を散策し、自然を感じる笹ヶ瀬川プロジェクトが今年度のファイナルを迎えました。昨年同様最後は、自然に詳しくなった5歳児が自然を伝える先生になって、3歳児に案内をしながら一緒に散策を行いました。案内ができるように前日には5歳児は下見に行き、自然のようすを感じ、3歳児が楽しめるような発見ビンゴカードを保育者と一緒に作りました。
早速それを持ってペアの3歳児と5歳児で散策開始!自然を感じるポイントは、「ワンダーパワー=五感+心」を使うこと。ヨモギを摘むと、少し揉んでから匂ったり、観察して葉の裏表の色の違いに気づいたりしました。冬なので葉っぱが枯れていたりする部分が多いですが、逆に「パリパリする!」「面白い形!」「不思議な形!」などと発見や感動は止まりません。5歳児は3歳児に「あの辺にいい匂いがするものがあるかもしれないよ。」などと優しく声を掛けてあげながらリードし、すぐにカードのビンゴを達成して喜んでいました。3歳児は優しいお兄ちゃんお姉ちゃんと自然の面白さや不思議さ、美しさなどを発見し、とても楽しく活動を終えられました。
冬になり、虫や動物たちは冬ごもりをはじめ、植物は次の命を育むためにつけた種や実を風に飛ばしてもらって、鳥や動物に食べてもらって、あるいは人間にくっついて運んでもらっているところです。そうした自然のサイクルに気づけるようなまとめの絵本を帰園後に保育者が読み聞かせして、今年度の笹ヶ瀬川プロジェクトは終了しました。子ども達にとって季節ごとの美しい笹ヶ瀬川の光景が原風景となり、1年を通して自然のサイクルを感じることができたのではないかと思います。また、5歳児から4歳児や3歳児へ自然を愛する心が引き継がれたのではないかと感じています。