2020.09.19
5歳児クラスでは、新型コロナウイルスの影響で「お祭りになかなか行けないからお祭りがしたい」との声からお祭りごっこを行っています。“お祭りってどんなもの?”をテーマに、出店を何にするか・どうやって作るか・お祭りには何が必要かなど、クラスで何度も話し合いを重ねてきました。
待ちに待ったお祭りごっこの初日。「いらっしゃいませー!」と威勢よく呼び込みをする店番の子どもたち。楽しそうな雰囲気に誘われ、4歳児クラスの子どもたちや他クラスの保育教諭もやってきました。「どれがいいですか?」「おすすめはこれです!」「お持ち帰りしますか?」「サービスするよ!」など、ユーモア溢れる言葉も聞かれ、相手とのやりとりを楽しんでいました。客役の子ども達は手作り財布とお小遣いをもって、「わなげしたい!」「焼きそば食べる!」など、それぞれに目的のお店に向かい出発です。食べ物コーナーは4歳児に大人気。食べ物を囲んで和気あいあいと楽しそうに食べ、ゲームが楽しめる金魚すくい、ヨーヨーつり、わなげコーナーでは「やったー!とれた!入った!」と喜んで遊ぶ姿がみられ、大盛況でした。
活動の振り返りで子どもたちに感想を聞くと、「わなげが何回もできてたのしかった!」「4歳児さんやいろんな先生たちがきれくれて嬉しかった!」などの嬉しかったエピソードや、「隣のコーナーと近かったから、もっと広いところでしたいな」「釣り竿を渡すときに絡まって大変だった」などの困ったエピソードもありました。
次の日は、3歳児クラスの子ども達がお祭りごっこをしているということで、数人ずつ遊びに行かせてもらいました。「楽しかった!」と言って帰ってきた子ども達。気付いたことや感じたことを聞くと、「(自分たちにはない)タコ焼きやさんがあった!」「金魚すくいが磁石だった!」「かき氷にストローがあった。」「焼きそばに割りばしがあった。」などの発見があったので、昨日の振り返りで出てきた改善点と合わせ、自分たちでお店の位置や看板の設置場所、お客さんの並ぶ場所などを考え、不足しているものを作ったり、追加したりして開店準備を行いました。そして、遊ばせてもらったお礼にみかん組の子ども達をご招待!さらに、園長先生も招待して遊びに来てもらうことができました。
自分たちで話し合い、考えを出し合い、作り上げていったお祭りで、先生や年下の子ども達を喜ばせることができ、5歳児の子ども達はとても嬉しかったようです。