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2025.11.22

倉敷の街を満喫

11月21日(金)、カエデやイチョウなどの紅葉が美しい倉敷の街並みを見ながら年長児クラスは大原美術館と倉敷市立自然史博物館へ遠足に行きました。 どんな作品や生き物に出会えるかな?とワクワクの子どもたち。行きのバスの中では、「アンモナイトを見てみたい!」「いろんな色の絵を見つけたいな」と、楽しみにしていることを口々に教えてくれました。美観地区に到着後、早速自然史博物館へ。最初に大きなナウマンゾウ(30万年前のゾウ)の親子が子ども達をお出迎えしてくれました。

続いて、2階の展示室では、ティラノサウルスの頭の骨格模型や太古の化石を見たり、触れたり…。その後も岡山に住む生き物のはく製や、世界の昆虫標本(特にチョウは圧巻!)を夢中になって見て周り、「イノシシは大きかった」「ツキノワグマは思ったより小さかった」「(見る向きによって)色が変わるチョウがいた」「コノハムシっていうおもしろいムシがいた!」など、これまでの自然体験の経験から生き物への興味や関心、科学的な好奇心が高まっている子ども達は、約1時間、それぞれに発見や感動を思う存分楽しんだようです。

その後は大原美術館へ。実は岡山県は全国的にも美術館が多い県(全国第6位)で、中でも大原美術館は、日本初の西洋美術を中心とした私立美術館として有名です。地下道を歩いて美術館に到着すると、学芸員の先生方が出迎えてくださり、2グループに分かれて大原美術館が行っている幼児対象の『おさんぽプログラム』に参加しました。 はじめに、アトリウムという場所で学芸員の先生と『しずかに・さわらない・はしらない」の3つのお約束をして美術館見学ツアーがスタート!


本館では、展示室の中に展示してある色々な時代や大きさや技法の異なる絵の中からお気に入りの1枚を探して皆の前で発表しました。この絵探しでは、「本物みたい」「クマの爪痕みたいな絵があった」「黒色の中に数字を見つけたよ」「虹がかかっているよ」など、それぞれに色彩の鮮やかさや作品の美しさ、表現方法の面白さを感じることができました。

次に、工芸・東洋館では、陶芸作品や、版画の作品などを見ました。歩いて行くと、「なんだか床がツルツルする!」と気付いた子ども達。学芸員の先生から床のレンガが栗の木でできていることを教わると、「あっ!指紋みたい(年輪の模様)になってる!」ことを発見。他にも焼き物や版画、石像などの作品鑑賞から質感の違いや表現の豊かさ等を楽しむことができました。

学芸員の先生にお礼を言って美術館を後にした子ども達は美観地区を少し歩いて自然史博物館に戻っておやつタイム。「おなかすいた~!」と、バナナ1本とお菓子をペロリと食べて、園に帰りました。

自然史博物館や大原美術館では、『本物』が持つ美しさと不思議さ、精神的な安らぎ(癒し)や心の動きを、身体感覚をとおして味わうことができた子ども達。年長児クラスの子ども達にとってはこども園最後の遠足、皆で一緒に味わった驚きと感動が心に残る1日となりました。「あー楽しかった!」(こどもがバスを降りる際に自然と発した言葉)

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