2025.11.17
11月7日・14日、この2日間、子ども達が地域の身近なパン屋さん『おかやま工房リエゾン』に行ってパン職人体験をさせていただく「パン職人になろう!プロジェクト」を行いました。 園から歩いてお店に到着後、スタッフの方に連れられて裏口のスタッフ専用の出入り口から入らせてもらい、更衣室で着替えと注意事項の説明を聞いた後、いよいよ店内に入ってプロジェクトがスタート。



体験①パンの袋詰め体験。「いらっしゃいませ!」とお客さんに挨拶し、慎重にトングを使ってパンの袋詰めをしました。「パンがつぶれないように入れるのが難しかった!」「お店の人になったみたいで嬉しい!」との声が聞かれましたよ。また、この時実際のレジも見せてもらってお店の中に200種類以上のパンがあることも教えていただきましたよ。




体験②工房と呼ばれる5つの部屋(調理場)の見学。サンドイッチを作る部屋では、パンをスライスする様子を間近で見たり、カレーパンやホットドッグを作る部屋では、大きな機械で子ども達も大好きなカレーパンの具材を作っている様子を見たり、他にも-18.5℃の冷凍庫や200℃を超えるオーブン、発酵させているパンが並んでいたりと、どれも子ども達にとっては珍しい場所ばかり!各部屋ではスタッフの方による説明を子ども達は真剣な表情で聞いたり質問したりしていました。





体験③ピザパンとクッキーメロンパンの仕上げ体験。ピザパンは、もちもちの生地にウインナーやコーン、玉ねぎ、チーズなどを自分の好きなように(お店の方に申し訳ない程ダイナミックに)盛り付けました。山盛りの具材やチーズに「焼けたらどんな風になるかなあ~」とワクワクの子ども達。クッキーメロンパンは、パンに乗せるパンダとコアラ模様のクッキー生地(冷凍)の冷たさに驚きながらも、パンの上に丁寧に生地をのせることができました。その後はスタッフさんがパンを窯に持っていって焼いてくれました。




活動後は、敷地内のテラス席をお借りして気持ちの良い青空の下、自分達でトッピングしたパンが焼きあがって運ばれてきて大感激・大感動の子ども達。本当は全部食べたいところですが、給食もあるのでクッキーメロンパンを1つだけテラス席でいただきました。「いい匂い!」「あったかいよ。」「もっちりしてて美味しい~!」と、どの子も嬉しそうに頬張っていました。(ピザパンともう1つのメロンパンは持ち帰りました)






帰り際、子ども達から「どうして美味しいパンが作れるの?」の質問に、スタッフの方から「心を込めて作ってるから美味しくなるんだよ」と教えてもらって、「大きくなったらパン屋さんになりたい!」と、パンとパン屋さんのことが大好きになった子ども達。活動を通して、パン屋さんという職業の楽しさと大変さ、人を幸せにする仕事のやりがいや社会的意義も子ども達なりに感じてくれたのではないかと思います。

最後に、おかやま工房リエゾンの常務取締役河上様とスタッフの佐藤様、そしてお忙しい中、貴重な体験や工房内の見学をさせていただきましたスタッフの皆さま、大変有用な体験の場を子ども達に提供していただきまして本当にありがとうございました。


このような地域に根差した豊かな体験から、子ども達が自分たちの生活している場のことを知り、多様な人との関わりを通して理解を深め、感動や達成感を味わいながら益々地域のことを好きになってくれればと思います。
