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2025.11.01

土粘土で遊ぼう

10月28日(火)、5歳児クラスの土粘土遊び参観を行いました。なお、今回も講師には県内在住の陶芸家 十河隆史先生(https://t-pottery.com/)をお迎えして実施しました。

この日の活動の目的は、土から粘土になる不思議さを感じながら自分の手で捏ねて粘土を作る不思議さや面白さだったり、作りたい物をグループの中で共有して皆で1つの大きな作品を作り、満足感と達成感を味わう、としました。

まずは事前に決めておいたゴジラGr、ケーキGr、アカハライモリとカマキリGrの3つに分かれて、 材料の粘土づくりからスタート。子ども達は触り心地の良いサラサラの土に水を含ませ捏ねていきます。すると段々と砂から玉になって、さらに水を加えていくと粘土になっていくその不思議と面白さを肌感覚で感じながら20分程コネコネ…ようやく土粘土の準備ができました。

子ども達の粘土づくり・作品づくりと同時並行で、保護者の方にも追加用の粘土を作っていただきました。そうこうしている内に、子ども同士で互いに声を掛け合いながら時には意見の食い違いも経験しながら 作品制作は順調に進み、グループ毎に 全体像が見えてきて、子どもらしい概念や観念に縛られない個性豊かな素敵な作品が目の前に表れました。

そして、いよいよ仕上げの時間となり、子ども達もラストスパートに入ったかな…と思いきや、終了5分前になって俄かに新しい(ゴジラの子とか)作品を作り始めたり、急に一致団結して作業を再開するグループなど、もう少し早めに声をかけてあげたら良かったな…と反省したりもしました。

作品が完成し、子ども達には作品名と観てほしいポイントを皆の前で発表してもらいました。恥ずかしそうにしながらも自信満々に自分たちの作品の説明をする姿から、今回の活動が楽しかったことが伝わってきました。

完成した作品は暫く園内に飾り、その後は子ども達と壊して一度粉々にします。年が明けたら、またそれを粘土として再生して、今度は個人で粘土作品制作し、野焼きにします。遠い昔、人間が生きる為に獲得した知恵と技術である 『火と土』と、 『子どもの想像力』によって今度はどんな作品が生まれてくるのか楽しみです。

最後に、今回の土粘土遊び参観に際して、事前の打ち合わせや材料の準備、当日の指導など十河隆史先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。また、お忙しい中、参加してくださいました保護者の皆さまもありがとうございました。引き続き宜しくお願いします。

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