2025.10.10
10月8日(水)、4・5歳児クラス合同で笹ヶ瀬川プロジェクトmixを行いました。子ども達は異年齢でペアになって5歳児が4歳児をサポートしながら笹ヶ瀬川に到着。いつもの階段に座ってまずは秋の空気を体内に思いっきり吸い込んで深呼吸。うろこ雲を眺めながら「秋の味がする」と教えてくれた子もいました。
その後、異年齢のペアで笹ヶ瀬川ビンゴゲームがスタート。9つのお題(写真)を手掛かりに、身近な植物や生き物を探しまくります。すぐに見つかるもの(ヨモギやエノコログサ)から難しいもの(トンボやカマキリ)まで、根気強く協力しながら見つけていく子ども達。時にはAペア「どこにもいないよ~」、Bペア「あっちにいたよ!一緒に行って探してみようよ」など、ペア同士で声を掛け合い助け合いながら探す姿も見られ、mixならではの関わりの中で微笑ましい光景が見られました。
ほぼ全てのペアが9つのお題をクリアし、さらに、この日の笹ヶ瀬川で見つけた『素敵だな!面白いな!』と思ったものを各々でシートに貼ってビンゴゲームが終了。途中から太陽が照って暑くなってきたので水分補給をして、最後はお待ちかねの虫探しタイム!
職員で事前に下見をした際に決めておいたフィールドで、ショウリョウバッタやキリギリス、シジミチョウやコオロギを捕まえることができました。今年は特にショウリョウバッタを見つけた子が多かったように思います。また、子ども達の想像力は虫探しの域を超えてクズのツタで綱引きをしたり、草の斜面を使って滑り台を楽しんだり、遊びを自分達で生み出して楽しむ姿が見られました。
その後、園に帰ってから2クラスで集まって振り返りをして、皆で一緒に“見つけてドキドキしたもの”を発表しました。中には虫や花だけでなく、アオツヅラフジやノイバラなどの宝石のような木の実を紹介する子もいました。また職員からは、『どんな小さな生き物や植物にも必ず命があって、家族がいて、みんなと同じなんだよ』という話をしました。
活動後も「もっと遊びたかったなぁ」「もう1回いきたい」などの声がどちらのクラスからも聞かれて、実りの秋に相応しい、身近な自然を用いた満足度の高い体験の機会になりました。これからも今回のように異年齢集団での自然体験を計画・実施し、子ども達の優しさや憧れの気持ち、センス・オブ・ワンダーの感性を豊かに育んでいきたいと思います。