2025.08.08
8月7日(木)、御南まんまるこども園と馬屋下まんまるこども園の5歳児クラスの子ども達が桃環プロジェクト主催の環境ワークショップイベント『たんけんで発見!絵本で学ぶ!』に参加させていただきました。 講師の先生は実は10年以上前から園の自然体験や職員の自然体験研修等でお世話になっている山田哲弘(てっちゃん)先生と、フリーアナウンサーの坂本美香さんです。
また、この日は山田先生と坂本先生意外にも多くのスタッフの方が同行してくださり、市内中心部にもかかわらず、安全・安心な環境下で園外保育を実施することが出来ました。
バスが下石井公園に到着後、西川アイプラザの前で山田先生と馬屋下まんまるこども園と合流し、西川緑道公園に移動しました。最初に山田先生からワンダーパワーのお話をしていただき、その後、探検に出発!一見すると美しい公園内…しかし、よーく見てみるとポイ捨てされたゴミがちらほら…また川には袋ゴミやトレー、スマホや傘まで捨てられています。山田先生が都度網を使って拾い上げたり、子ども達も目を凝らしてゴミを探しながら歩いたりしたので、探検後は公園内が少しだけ綺麗になったような気がしました。
また、西川緑道公園には色々な生き物や植物がたくさん!わずか1時間弱の探検でしたが、植物ではクスノキやサルスベリやヤマモモ、生き物ではカラスやキジバト、そしてバスの中まで声が聞こえてくるクマゼミと抜け殻、淡水エビ、最後は (大人でも教えてもらわないと絶対気付かない…) ストロマトライトの化石なども紹介していただきました。
その後、西川アイプラザに戻ってきてからは、フリーアナウンサーの坂本先生から絵本「もったいないばあさんかわをゆく」と「海を助けるももたろう」の読み聞かせをしていただきました。子ども達は公園内に放置されていた数々のゴミがイメージとして色濃く残っていたのか、「ゴミを捨てるのはよくないこと」、「ゴミを捨てると自然(生き物たち)が可哀そう」と実感をもって話を聞くことができていたように思います。
今回のイベントによって、身の回りの環境が劇的に改善する訳ではありません。実際に、令和7年度の笹ヶ瀬川クリーン作戦では前回の173.7キロを超える194.2キロの可燃・不燃ゴミが回収されました。それでも地球規模で深刻化する環境問題を改善する糸口は教育(education)です。時間はかかるかもしれませんが、一人一人が自分にできることを 継続的に実践し、その意味を誰かに伝えながら、好循環の波を少しずつ折り重ねていくことが奇跡の星『地球』を守るために必要なアクションであることを身近な自然を用いた活動から学ばせていただきました。最後に、桃環プロジェクトの皆様、素敵なイベントに参加させていただきましてありがとうございました。