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2025.07.31

3・4歳児プール参観

7月29日は3・4歳児のプール自由参観を行いました。この日の空は突き抜けるような青空で最高のプール日和。園では6月27日にプール開きをして、この日は節目の20回目でした。

今回のテーマは『自信から意欲へ! 夢は大きく目指せ! 未来のオリンピアン 』。そして!今まさにシンガポールでは世界水泳が行われており、競泳ニッポンの新時代を象徴する選手(ヒーロー)が毎日のように現れて我々に元気と勇気を与えてくれています。

さて、園では3歳以上児の連続性と一貫性のあるプール指導を目指して、園のプール設備に応じた独自の水泳指導計画を作成し、毎年見直しを図りながらその年の子どもや集団性に応じた水泳指導を創意工夫して行っています。

3歳児は、様々な水遊び(水中運動)をとおして水に親しみ、浮力や抵抗などの水の特性を肌感覚で知り、水の中に顔をつけて、呼吸法の基礎を身に付けながら、両手両足をふわりと浮かせた自然体の伏し浮きができるようになることを目標としています。

当日は、多くの保護者の方に見守られる中で、最初は少し緊張する様子も見られましたが、客席からの温かい応援を受けて、どの子も徐々に普段通りの良い表情で水慣れを楽しんだり、顔つけをしたり、伏し浮きや立ち飛び込みに挑戦したりする姿が見られました。また、最後の好きな遊びでは保護者の前まで自ら行って「みてみて!○○できるよ!」と身に付けた泳ぎ(水泳技術)を披露して得意げな子ども達でした。

4歳児は、3歳児の目標から発展して、呼吸のコントロールと美しいストリームラインの習得に重点を置いた指導を行ってきました。また、キック動作もこの年齢からはじまるので、子ども達は呼吸をコントロールしながらリラックスした状態で水面に浮き、キックを加えて(グライドキック)自在にプールの中を移動することができるようになっています。

当日は、子ども達からも『一番かっこいいところをお家の人に見て貰いたい』という気持ちがすごく伝わってきて、集中や意欲がとても高かったように思います。活動中もいつも以上に保育者の話を真剣に聞いたり、友達を応援したり、頑張りを認め合ったりする姿が多く見られました。そして、その気持ちに押されるように、最後はこれまでしたことのない飛び込みグライドキックに挑戦!という大冒険で参観は終わり、大満足の子ども達でした。

毎年のことですが、プールという保育環境は時間と場所が限定的なので、各々が変化や成長を実感し易く、水という保育材料は『浮く』という非日常的な体験をもたらし、その相互作用によって、子ども達は陸上の運動では得られない自己有能感と感動体験の両方を味わうことができているように思います。 そして、今回の参観で本物の技術と自信を得た子ども達が次に個として、或いは集団としてどのような成長や輝きを見せてくれるのか、とても楽しみになりました。 一方で、時には水の恐さも伝えていきながら、有事の際に自分で自分の命を守ることのできる水泳指導を行っていくことも保育者として大切な使命だと思っています。

最後になりましたが、平日の暑い中、参観に参加してくださった保護者の皆様、子ども達への温かい応援をありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

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