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2025.05.23

Oobako Rice bread

5月21日(水)、子ども達が日頃の自然物を使った遊びで親しんでいる植物『オオバコ』を使ったパン作りをしました。今までにパン作りを経験してきた子どもは初めて作るオオバコお米パンに興味津々なようす。

まずは毎日給食でいただいているお米に触れます。「あれ、やわらかくないよ」「匂いは甘い匂いだよ」生米から感じたことを次々に言葉で表す子ども達。“これから本当にパンができるの?”と不思議そうにしている子ども達の表情も伺えました。

オオバコ以外の材料を全部入れたらミキサーをスイッチオン!「あ、お米がなくなってきた」「ミックスジュースだ」「どんどん白くなっていく」変化していく状態をしっかり観察していく内にお米ペーストが完成。「あれ?ドロドロしてる」「パン(の生地)はもっと固まってるよ」何でだろう?の声が飛び交いました。

そこに登場したオオバコの粉。子ども達にとってオオバコは笹ヶ瀬川で見つけては草相撲で遊んでいる草ですが、本日使うところは種の部分。ドロドロのお米ペーストに入れていくと…「なんか固まってきた」「パン(生地)みたいになってきた」と、混ぜるたびに変化していくオオバコの不思議なチカラに目を輝かせ見ていました。

子ども達が生地を混ぜたりこねたりすることで、固まって粘りが出てくるので、子ども達にも自然と力が入ります。また、この生地は手に引っ付きやすいので、ヘラを使って混ぜ、ようやく生地が完成すると「あんなにサラサラだったのに」「ふわふわになったね」「うわーパンの(生地)といっしょ!」など、どのクラスからも驚きと喜びの声が聞かれました。

完成した生地はパン焼き器で焼いて、手作りイチゴジャムと一緒に皆で味わいました。子ども達からは「おもちみたい」「パンのいい匂い!」「お米とパンが半分半分の味がする」「外側カリカリ」など、子ども達は初めて食べるオオバコパンから不思議な食感や匂いを感じることができたようです。因みに、私がオオバコパンの食感を何かに例えて表現するとすれば、焼きたてのベーグル(プレーン)が最も近いかもしれません。

今回は3歳以上児クラスを対象に行いました。子ども達の日頃の自然物を使った遊び体験から得た感覚、嗅覚、触覚、味覚がこのパン作りを通して様々な形で表出され、驚きと喜びがいっぱいの食育となりました。今回の体験が次の経験や感性の育ちに繋がるように、これからも身近な自然の不思議さや面白さを子ども達と一緒に探究していきたいと思います。調理方法はとても簡単ですので、興味のある方はお子さんと一緒にぜひご家庭でも挑戦してみてくださいね。

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