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2025.05.20

ヨモギパスタづくり

 5月16日、5歳児クラスがヨモギパスタを作りました。

 先日(5月2日)、ヨモギやタンポポを天ぷらにして味わった子ども達。「次はうどん作りたい!」「スパゲッティにしたい!」などの声が聞かれていました。そこで、今回はヨモギを生地に練りこんで、パスタにしてみました。材料となるヨモギは、子ども達が大好きな笹ヶ瀬川や園庭になっているものを使います。

材料となるヨモギを選ぶ子ども達

 まずは、ヨモギを鍋に入れ、数分茹でます。茹でているとヨモギの香りが部屋いっぱいに広がり、「ヨモギの匂いがしてきた!」「(ゆで汁が)お茶みたいな色してる!」と子どもらしい声が聞かれました。

 次に、茹であがったヨモギを、少量の水と一緒にフードプロセッサーに入れ、ペースト状にします。

 これで、ヨモギパスタ作りの準備が整いました。 材料は、セモリナ粉、ヨモギペースト、オリーブオイル、塩のみです。ヨモギの風味を十分に味わってもらうため、シンプルな材料にしました。また、今回使用したセモリナ粉は、パスタづくりに適した小麦粉で風味もよく、水と混ぜても手につきにくく、子どもでも扱いやすいやすいものでした。

 いよいよ、子ども達が楽しみにしていたこねる作業に入っていきます。保育者が材料を混ぜ合わせ、ある程度まとまった生地を、子ども達にこねてもらいます。もちろん生地をこねる前に必ずアルコール消毒。皆でおいしいパスタを作るために、清潔に丁寧に作ることを伝えます。実際に生地を触って見た子ども達。始めは、「粘土みたい!」「思ってたより柔らかい!」「冷たい」など触ってみた感想を話していましたが、徐々に全身を使ってこねる姿が見られました。

 始めは亀裂が入っていた生地も、子ども達のおかげでしっとりなめらかな生地になりました。

 

生地をねかせること数十分。いよいよ麺棒を使って生地をのばしていきます。始めに、保育者がお手本を見せると、真剣な眼差しが…。実際に麺棒に体重を乗せてのばすことができました。中には、手で生地の分厚さを確かめて、均一な厚さにしようとする子どもも。

クラスの皆で、作った生地を見るなり、子ども達からは「うわー!!」「先生の顔よりも大きい!」と満足そうな声が聞かれました。

その後は、フェットチーネ風に生地をカットし、茹でて完成です。

いざ、実食。ヨモギの風味をより味わうために、少し冷めたものを味わってもらうことにしました。茹でたてのものを保育者が試食した時は、ヨモギの香りがあまりしなかったのですが、子ども達の味わった感想では「5回くらいかんだらヨモギの味がいっぱいする!!」「おいしい」と達成感と満足感いっぱいの顔で感想を聞かせてくれました。

 今回のヨモギパスタづくりでは、特に安全性を考慮して、十分に火入れを行なったり、保育者が麺を包丁でカットしたりしました。そんな中でも、子ども達がかかわる「(生地を)こねる」「(生地を)伸ばす」といった工程は、どの子も満足いくまで楽しむことができた様子が表情から見てとれました。

食べることが大好きな子ども達。次はどんな食材を、どんな方法で味わうのでしょうか。

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