2024.12.09
12月3日、青く澄み切った空の下、そして暖かな日差しの中、3歳児クラスは池田動物園と岡山県総合運動公園への遠足に行ってきました。
今回のテーマは「めざせ、動物博士」。最近、図鑑を見たりクイズを楽しんだりしている子どもたちは、動物たちの体の特徴(色、形、大きさ、数など)に興味をもっていたので、事前に保育者が動物マップクイズを作ったり、バスの中でもクイズをしたり、動物の気になるポイント(着眼点)の話をしたりして本物を見るのを楽しみにしていました。
実物を目にすると、自然と動物の鳴き声を真似てみたり(フクロテナガザル、ホワイトタイガー、アヒル・ガチョウ、フサオマキザルなど)、歯の形や指の本数などに着目したりして、本物の迫力や動きや声などに驚きながらもじっくりと観察することができました。クイズマップに登場したワオキツネザルと目が合うと「あ!目は黄色と黒だよ!」と教えてくれたり、ニホンジカは「お尻は白いね」と気づいたりしてクイズの答え探しも楽しんでいました。
ジャージー牛のエサやりでは、少し緊張しながらも「やってみたい!」と積極的にエサをもって手を伸ばし「うわぁ!なんかベロがザラザラ」と感じた子が多く見られました。子ども一人ひとりが、動物たちの面白さ、可愛らしさ、不思議さを存分に感じて歩くことができた動物園遠足だったのではないかと思います。
大好きな池田動物園の後に向かったのは運動公園。バスを降りると、広い公園内が辺り一面綺麗な赤や黄に色づいた木々でいっぱい!美しい紅葉と心地よい風に包まれる中、子ども達は「きれいだね~」「あかときいろとオレンジ!」と、秋を感じながら歩き、「まっかだな~♪」と歌を口ずさみながら、軽やかな足取りでお弁当ゾーンまで歩きました。
楽しみにしていたお弁当タイム。おうちの方の愛情がぎゅっと詰まったお弁当に、満面の笑みを浮かべてどんどん箸を進める子どもたち。それぞれが「みてみて、たまごやき」「トマトも入ってた!」「これは可愛いから最後に食べるの」と、自慢のお弁当を嬉しそうに紹介してくれましたよ。
昼食後、トイレ休憩を兼ねてシティライトスタジアムへ。広いスタジアムに目をまんまるにする子どもたち。J1昇格まであと1勝(祝!昇格)となったファジアーノ岡山へ応援コールを皆で行い、観戦気分を味わいました。
最後に、秋色絨毯の上を「さっくさっく」音を立てて歩きながら、小さな木の実や葉っぱをたくさん拾い集めました。帽子付きのドングリや、降ってきたばかりの葉っぱなど、一つひとつに目を輝かせながら、大切に手作りカバンの中へ…。持ち帰ったお土産は、図鑑を見て名前を調べたり、クリスマス飾りに使ってみたり、子どもたちの次の「やってみたい!」に繋げて活動を展開していきたいと思います。
今回の遠足では、子ども達は本物の動物の迫力や不思議さに感動し、美しい秋を全身で感じ、ファジアーノ岡山の応援をし、などなど…、心に残る思い出がいっぱいできたのではないかと思います。園に帰ってきてからはどの子も満足しきったようで、ぐっすり眠っていましたよ。