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2024.12.09

“和菓子職人になろう”プロジェクト

 今までにたくさんの食育体験をしてきた子ども達。畑で育てた野菜や旬の果物で、パンやピザ、カレーにジャムなどを作ってきました。今回は、園でも大切にしている”日本の伝統や文化”を食で体験してほしいという思いから、5歳児が”和菓子職人”に変身して”芋ようかん”を作ることに…。事前の和菓子って何?という話し合いでは、「昔から食べられているもの」「節句の時に食べる伝統的な食べもの(菱餅、あられ、ちまき、だんごなど)」等に触れ、子ども達からも「あんこも和菓子?」「こどもの日はちまきや柏餅をたべるよ」と、自分たちの身近にある和菓子に気付いたようでした。

さて、今回の目的は2つ『①自分たちで作ること、②4歳児の友達のために作る』です。 役割分担は1時間近くかけて話し合い準備万端!お芋の皮をピーラーで剥いたり、包丁で切ったり、茹でたお芋を潰したり…。 今回は本格的に裏ごしまでしました。固いお芋を真剣に慎重に包丁で切る5歳児、それを心配そう見守る4歳児の子ども達…。

給食の後、5歳児組が配ってくれた芋ようかんを食べた4歳児の子ども達からは「とてもおいしかったよ」「ありがとう」という声がたくさん聞かれました。また、5歳児も自分達が作ったお菓子の味は格別のようでした。

先日、5歳児は地域のパン屋さんでパン職人の姿を間近で見た経験もあり、”職人さんはお客様のために、真剣にモノやコトをつくる人”という意識で”和菓子職人”になりきって作りました。また、その姿を見た4歳児の子ども達も年長児への憧れの気持ちがさらに高まったのではないかと思います。今後も旬を味わう食体験を通して異年齢交流や学びを深めていきたいと思います。

※余談ですが、芋ようかんとは別に保育者が”柿ようかん”と柿ぷりん”を作りました。柿は寒天を入れなくても固まる性質があり、その不思議さにも触れることができたようです。ぜひ、ご家庭でも挑戦してみてくださいね。

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