2024.07.13
2・3歳児クラスが渋川マリン水族館と渋川海岸に遠足に行って来ました。
渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)は、大小34個の水槽に瀬戸内海や四国沿岸の魚を中心に約180種、2000匹を飼育展示している水族館です。水族館の南側に広がるのは、日本の渚百選にも選ばれる渋川海岸。この日は空気が澄んでおり、瀬戸大橋や四国まで眺めることができました。
2・3歳児の子ども達は大型バスが園に到着すると大喜び!バスの中では朝の会や海の生き物クイズ、また、自分が見つけたい生き物を発表したりしながら期待を膨らませて水族館に向かいました。
到着後、まずは渋川マリン水族館へ。館内では公共の場であることを意識して入りました。入場後、子ども達が初めに出会ったのは大きなウミガメたち。2歳児は「カメさん、おはよう!」「スイスイおよいでるよ!」「かわいいね~」と喜び、3歳児は「おっきい~!」とその身体の大きさに驚いたり、「目がかわいいよ」「頭つるっとしてる」と口々に気づきを言いいながら発見を楽しみました。
2歳児は館内に入ると、前日に作った“海の生き物発見カード”を持って、お目当ての魚を1人1人がじっくりと探しながら見てまわる姿が見られました。また、「このおさかなさん、こんなかおしてるよ!」「ここに(魚が)かくれてるよ!」など、見つけたものや感じたことを言葉にしてたくさん伝えてくれる姿も見られましたよ。
3歳児は行きのバス内でのクイズに出たキタオットセイの鳴き声が聞きたくて「おはよー!」など声を掛けて反応を見たり、2頭のゴマフアザラシがスイスイくるくる泳ぎ回るようすを喜んで見ながら、「目がかわいいね。」「(息をする時に)鼻が大きくなった!」「水の中でくるくるまわって泳いでる!」と驚いたり、動きを真似したりする子もいました。館内では、間近で見る魚の顔やえらの動きに目を輝かせたり、「こんなとこに隠れてた!」と、小さな魚を見つけたりする姿もありました。
渋川マリン水族館の特徴でもある瀬戸内海の魚の展示では、きらきらとしたウロコのサッパ(通称ままかり)や壺から少しだけ姿を出したマダコ、足の長いタカアシガニ、エイ、マダイやコブダイなどたくさんの生き物に興味や親しみをもって観察する姿が見られました。
館内を見学後、渋川海岸へ♪裸足になり、海沿いまで行ってみました。「へんなかんじする!」「(砂が)あったかい!」と、砂浜の感触を足裏で感じながら海に近づくと、お天気にも恵まれて瀬戸内海が一望。「橋が見えるよ!」「山もいっぱいある!」と、広がる景色を堪能しました。
2歳児は、砂浜を走ったり、貝殻を拾ったり、砂でお山を作ったりして遊び、3歳児は、保育者と手を繋いで波打ち際で海に入り、波の動きを感じたり、「冷たい」「きもちいい!」と笑顔になったり、中にはペロッと舌で海を味わい、「しょっぱい!」と感想を教えてくれたりして楽しみました。
その後、潮風の匂いと一緒に給食先生が朝握ってくれた手作りの“わかめおにぎり”をいただきました。帰りのバスでは、「カニ見えたのがうれしかった!」「砂浜が気持ち良かった!」など、満足そうに感想を発表してくれた子ども達でした。 どちらのクラスも生で見る海の生き物から大きな驚きや感動、ワクワクを感じ、海の生き物への興味や関心がさらに深まった遠足となりました。