2024.07.08
7月6日(土)、御南まんまるこども園にて今年度2回目の自然体験リーダー養成研修を行いました。今回は夏の自然や自然体験の進め方について学びました。講師の先生は環境学習プラザアスエコ(岡山イオン内)所長の山田哲弘先生です。
前半の内容の中心はセミ。セミはカメムシの仲間で、世界に1600種が確認されており、日本でも約30種、岡山では13種が生息しているそうです。そして、環境問題との関連では、この45年位でセミの分布も大きく変わり、西日本ではアブラゼミが激減し、クマゼミの分布が拡大しているとのこと。確かに、最近は園周辺でもアブラゼミを見つけることは殆んどなくなったように思います。そして、これにも地球温暖化をはじめとした環境問題が関係しているそうです…。
後半は、秋の鳴き虫の仲間の紹介や、身近な環境に生息する鳥の紹介とその見極め方、植物の紅葉の仕組みなど、知っているようで知らない秋の自然について、笹ヶ瀬川の自然を中心に色々と教えていただきました。慣れ親しんだ笹ヶ瀬川だけでも1年を通じて子ども達の感性に響く材料がこんなにもたくさんあることを改めて感じる機会となりました。
その後はグループに分かれて、笹ヶ瀬川プロジェクトをそれ後の保育にどう活かすかについてグループワークをして、皆で情報共有しました。山田先生には1回目に続いて、今回もとても和やかな雰囲気の中で、身近な環境や自然物をつかった自然体験について楽しく教えていただきました。
今後も園の教育・保育目標に沿った園内研修を通じて学びを深め、子ども達の保育に還元していきたいと思います。 ありがとうございました。
最後に、皆さんも今年の夏は、羽化をしようと木に登っている幼虫を家庭に持ち帰り、羽化の観察に挑戦してみてください。理屈抜きに生命の神秘に感動すること間違いなしです。但し、くれぐれもセミの幼虫は家の外の網戸で…。