blog

  1. ホーム
  2. まんまるこども園ブログ
  3. 令和6年度 5歳児 笹ヶ瀬川プロジェクト始動

2024.05.18

令和6年度 5歳児 笹ヶ瀬川プロジェクト始動

5月10日 5歳児クラスに進級してから初めてとなる笹ヶ瀬川プロジェクトを行いました。到着して保育者から、おなじみのワンダーパワー(五感+心)の話を聞きました。そして、年長児はさらに、なんでだろう?と考える…『頭』を使おう!という話を聞くと、子ども達は「考えるのか!」とやる気満々になりました。

でも、今回はいつも座っている階段の周りの風景がちょっと違っていて、 草花や虫が見られませんでした。 それは先日地域の方が草刈りをしてくれたからで、保育者は、これはチャンス!と思い、「草花は放っておくと、だんだん皆よりも先生たちよりも背の高い植物ばかりになってしまうよ。時々草刈りをすることで、草花がまた生えて、虫さんたちもやって来るよ。」と話をしました。動植物の多様性を維持するために、草刈りも大事なことが伝わったのではと思います。

気を取り直して、まだ草が刈られてない地帯へ。川のある堤防の向こう側に目を向けながら歩いていくと、普段はじっくり見ることができていなかった葉っぱや先日も見つけたアリの大行列を発見!ちなみに子ども達はアリの大行列を「アリ地獄だー!」と言っています。

おもしろい形や手触りの葉っぱ、くるくるしたつるなどワンダーパワーでしっかり感じ楽しみながら目的地の草原まで行きました。

そこに待っていたのは子ども達が大好きな笹ヶ瀬川の春のスイーツ『スイバ』。好きなスイバをちぎり、水で洗ってからガジガジ、チューと吸うと甘いような…やっぱり酸っぱい!味比べを楽しむ姿がありました。

ここから子ども達のワンダーパワーが本格始動!アミを持ってチョウチョを追いかける子、草原を分けてじっくり虫を探す子、草花を見たり、触ったり、匂ったり、音を聞いたりしながら面白い発見や不思議な発見をする子、草花を使って遊び始める子など、それぞれがこれまでの体験を生かしながら散策を楽しむようすが見られました。

虫はモンシロチョウ、シジミチョウ、テントウムシ、カメムシ、ダンゴムシなどを捕まえることができました。今回は観察のために虫は園に持ち帰りましたが、虫たちも成長期、産卵期なので観察後は逃がしてあげました。

そして今回は新しい試みにも挑戦。それは、手触り、色や形、匂い、音の4つの区分で面白いと感じたモノを台紙に貼り分けて持ち帰ることです。できた台紙は園に帰って皆で共有しました。友達が感じた「好き」や「面白い」「不思議」といった感覚を保育室の中で落ち着いて味わうことができ、新たな発見や気づきも多かったように思います。

子ども達それぞれに個性があるように、感じ方も人それぞれ。友達が見つけたモノを楽しみ合い、認め合う中で一人一人が豊かな感性を育んでくれたらと思っています。そして、5歳児ならではの「頭」でも考え、科学的な興味関心の深まりにつながると良いなと感じています。

ページの先頭へ