2023.12.28
今日は今年最後の保育日でした、そこで、園では新しい年神様をお迎えするために園庭でもちつきを行いました。実は、もちつきを園で行うのは今回が初めてで、子ども達はもち米や石臼、杵などに興味津々…。保育者がもちつきの由来について話した後、湯気とともに熱々に蒸したもち米が臼の中に入り、餅つきがはじまると「ヨイショ!ヨイショ!」と元気いっぱいにかけ声を出して応援してくれました。また後半は、年長児クラスの子ども達も杵を使ってもちつきを体験しました。
その昔、もちはハレの日の食品であったため滅多に食べることはできなかったそうで、年末についたもちを元旦に家族や親戚に配り、神様のくださったものとして大切に食べたのがお年玉の始まりだそうです。
最初のもちは鏡餅に、あとはつきたてを3歳以上児が砂糖醤油か、きな粉の好きな方を選んで食べました。やっぱりもちはつきたてが一番美味しいですね。思った以上にたくさんつけたので、姉妹園の子ども達にもお裾分けすることができました。
現在は時代の変化もあって、中々自宅でもちつきをする家庭も少なくなってきているように思います。こうした機会を逃さず、日本の生活文化のもつ意味や楽しさを子ども達に体験をとおして伝えるていくことは保育としてとても大切なことのように思います。
子ども達がご家族の方や親しい方と楽しく温かい年越しを過ごし、そして、心晴れやかに新年を迎えることを心から願って、今年のブログを終えようと思います。皆様も良い年末年始をお過ごしください。ありがとうございました。