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2023.10.31

里山の秋

10月26日(木)、4歳児・5歳児クラスの子ども達が秋の自然保護センター遠足に行きました。センターにバスが到着すると出迎えるように鳥のさえずり…そして温かく降り注ぐ陽の光、心地よい秋風と絶好の遠足日和でした。毎回子ども達にガイドをしてくださっている阪田先生(5歳児クラス)と藤田先生(4歳児クラス)のお話を聞いて、早速散策に出発しました。

今回は主となる活動場所を4歳児クラスと5歳児クラスで分けて、4歳児クラスは虫の原っぱ、5歳児クラスはセンター棟を上がったところにある水田ビオトープで生き物探しをしました。

4歳児クラスは、虫の原っぱの前に休憩広場でも少し虫探し。藤田先生が沢を木の枝や長靴であさってみると、ギンヤンマ(トンボ)のヤゴ(幼虫)に出会えたり、他にもショウリョウバッタ、コバネイナゴ、クモなどを見つけたりできました。

虫の原っぱでは、用意していただいたビンゴカードを4~5人のグループごとに持って、ワンダーパワーを使って散策を始めました。葉っぱや花や穂、身などをじっくり見たり、触ったりしながら感じていきました。そしてなんといっても虫探し!「カマキリ捕まえた!」「カエルだ!」など、どの子もワクワクドキドキしながら、探しました。オオカマキリ、カナヘビ、ニホンアカガエル、エンマコオロギ、サワガニなど捕まえた生き物を藤田先生に教えてもらった後、生き物のお家(虫の原っぱ)に優しく返してあげました。

5歳児クラスは2人1組で網と虫かごをお借りして、田んぼの畦道に豪快に網を突っ込んで生き物探し。「アカハライモリいた~!」「あっカエルも!」「ヤゴ!」「これタガメ?コオイムシじゃない?」など、子ども達の声は活動中ずっと途切れることはありませんでした。生き物の皆さん、大事な住処を荒らしてしまってごめんなさい。

40分程生き物探しをした後、約4人ずつに分かれて白いパットに捕まえた生き物を入れて名前の確認をしました。タガメと思っていたのは全てコオイムシでしたが、大きなクロゲンゴロウやサワガニ、オニヤンマのヤゴや念願のアカハライモリは20匹以上捕まえることができました!

その後、センター棟周辺でお弁当を食べて腹ごしらえをし、午後からは研修室で、合同で秋の落ち葉アート作品を作りました。それぞれが好きな色や形の葉っぱや木の実、マスキングテープなどを使って、黒い台紙の上に素敵な作品(世界)を作り上げていきました。

造形遊びが終わってセンター棟を離れる前、最後に阪田先生と藤田先生からタンチョウのお話を聞かせていただいて、先生方とはお別れ。最初に集合写真を撮った広場をめざして歩きます。なにということなく広場に着いたら(本当に体力がついたと思いました)いよいよ待ちに待ったおやつの時間。お友達と見せ合いっこをしながらおやつを食べ、バスに乗って園に帰りました。

岡山県自然保護センターは、子ども達にとっての『原風景』そのもの。何年経っても「あの場所、(こども園のの時に)行ったなぁ」「久しぶりにまた行ってみたいなぁ」と思える場所であると思います。何年先も、この豊かな自然環境が保全され、子ども達にとって心の拠り所であり続けられることを願っています。

ガイドをしてくださいました阪田先生、藤田先生、そして所長をはじめセンター職員の皆様、楽しい1日をありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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