2023.10.28
晴天と温かい日差しに恵まれた10月23日、５歳児クラスの子どもたちが笹ヶ瀬川プロジェクトに出かけました。
10月、11月、12月と３カ月連続でプロジェクトを予定しており、保育者はこの３カ月の自然の変化を子ども自身の目を通してしっかり感じてほしいと思い、事前に発見カードを用意しました。発見テーマは５つ。どれも子ども達に馴染みのワンダーパワー（五感＋心）を使って、心に響いた＝好きだなと思ったものです。さらに、一つ一つをもっと深く知ってもらうためのアイテム『むしめがね』も渡しました。
発見テーマがあったからか、いつも以上に草花の手触りをたしかめてみたり、匂ってみたり、音を鳴らしてみたり、色や形に着目したりする姿が多く見られ、じっくりと見つけたものを感じる感性が育っているようでした。
虫捕りでは、秋にお馴染みバッタやキリギリス、エンマコオロギ、チョウはシジミチョウやキチョウ、モンシロチョウなどを捕まえることができました。さらに、オオカマキリを２匹捕まえることができました。虫もただ捕まえるだけでなく、じっくりと体を観察したり、友達同士で見せ合ったりもしました。
くっつき虫（ヌスビトハギの種）を使って、先生にいたずら！面白いですね。
たくさんの生き物や植物を見つけて帰園し、その後、昼食をはさんで発見カード作り。発見カードには、テーマにもあった見つけた物をテープで貼ったり、絵で描いたり、なぜ好きなのか自分の考えや思いを文字（言葉）にして書きました。
それぞれの考えや思いが詰まった素敵なカードができたので、ファイリングして子どもたち同士が自由に見合うことができるようにしました。友達が選んだ物や描いたことがどの子も気になり、じっくり見たり、読んだり、また書いた子が教えてあげたりして、友達の表現にじっくり触れる機会になりました。
11月、12月にも発見カード作りは継続します。
晩秋～初冬にかけての発見カードにはどんな動植物が登場するでしょうか、そして、友達同士でどんな気づきや関わりが生まれたり、共感性や活動意欲が育ってきたりするのか、今から楽しみです。
