2023.09.30
9月5日(火)、年長児クラスの子ども達が土粘土遊びをしました。講師は毎年お世話になっている玉野市在住の陶芸家 十河隆志先生(https://t-pottery.com/)です。途中コロナ禍で苦しい時もありましたが、戸外での活動ということもあり、何とか今日まで継続することができています。
今回も子ども達が土と水から粘土が生まれてくる不思議さや、全身を使ってこねたり、丸めたり、ちぎったりする面白さ、皆で協力し合って1つの作品を作り上げていく楽しさを存分に味わうことを目的に土粘土遊びがはじまりました。
はじめに講師の十河先生にご挨拶をしてから、乾粉に水を混ぜて粘土を作ります。最初は手や指に付着する粘土を気にする子もいましたが、すぐに慣れてその独特のべちゃっとした触感を楽しんでいました。
いい感じに水分の入った柔らかい粘土が出来たら、今度は皆で事前に決めておいた作品作り。今回は『おかしのおしろ』『うさぎ』『ふねとにんんぎょひめ』『アロサウルス』の4グループに分かれて行いました。
最初は黒っぽい塊でしかなかった粘土が、まるで色付いていくように、表情が豊かに変化していく様やその空間をイメージする力、次々に溢れ出てくるアイデアの豊富さには毎年驚かされます。そして特に今年は、子ども達が活動の主役となって長い時間集中を切らすことなく参加することができ、造形活動の醍醐味である没入体験をとおして、個は勿論、集団としての成長も感じることができました。
完成した作品は園庭に配置して乾燥させています。乾燥中も徐々に黒から灰色に色が変わっていく不思議さに触れながら、子ども達なりに何かを感じ取っているのかもしれませんね。
活動後、十河先生と職員との振り返りで、次年度は中に芯を入れてもっと大きな作品を作ってみてはどうか、という提案があり、実現に向けてのアイデアを出し合いました。この活動の進化はまだ止まりません。そして、まんまる園の進化もまだまだ止まりません。次回もお楽しみにしてくださいね。