2023.08.23
今日、8月23日は子ども達が待ちに待っていた夏祭り!が、この日は早朝から雨が降ったり止んだりのどんよりした空でした。しかし、午前10時の祭り開始時、園庭に影が見えて、ふと空を見上げるてみると奇跡的に青空が広がっています。そこで、この祭りを『まんまる青空夏祭り』と命名しました。
今回の保育の目的は以下の2つを設定しました。
〇お祭りを、自分たちで考え、アイデアを出し合って計画・準備し、当日も運営に積極的に携わり、主体的にお祭りを楽しみながら、新しい園文化を創出する。
〇お祭りを通して、人の思いや願いに触れたり、生きる喜びを分かち合ったり、園児同士の結びつきやつながりを深めたりする。
会場は、2歳以上児がクラス毎に時間をかけて準備した遊びを中心に、大人も焼きそば・かき氷・枝豆のお店を出店して、さながら園が大きなお祭り会場に変身!皆でこの行事が開催出来ることを喜んび、感謝して、楽しい時間がはじまりました。
ホールでは、2歳児のお兄さん・お姉さんが、1歳児の小さな子の手を取ってやさしく手作りのチョコバナナやかき氷を手渡してあげたり、テラスでは4歳児が色々な生き物のお面をお客さんに手渡してあげたり、3歳児の保育室の前では、魚釣り遊びと的入れ遊びで3歳児と5歳児がねじりハチマキをして一緒に大きな声で「いらっしゃいませー!」と呼び込みをしたりする姿が見られました。
園内で行ったので、皆とてもリラックスした良い表情で、各保育室に設置したお店を自由に遊んで回ったり、食べ物を皆で一緒に食べたりすることができました。本物のかき氷機の中で四角い氷が回転しながらふわふわのかき氷になっていく過程や、ファームで採れた枝豆の甘い味、給食先生が目の前で作る焼きそばを子ども達を目をキラキラさせながら見て、食べ、心から「美味しー!」と、嬉しい感想をたくさん寄せてくれました。
子ども達のこれから生きる世界は決して楽しいことばかりではありません。例えば、日々の園生活の中でも時には辛かったり、悲しかったりすることもあります。でも一方で、集団生活で、異年齢で関わりをもつことで得られる感動体験や思いやりや優しさといった心の育ち、人としての輝きや未来への希望を実感することもできます。
まんまる青空夏祭りが、子ども達の記憶に残る素敵な園生活の1ページになることを願って、そして次年度以降も、このお祭りがさらに子ども達の思いや気持ちに寄り添った『未来につながる』素敵な行事として成長していけるように、職員一丸となって努めていきたいと思います。