2023.08.03
今年もやってきました、梅仕事。6月に梅シロップ作りから始め、子ども達からのリクエストで梅干し作りも行っています。しかし、塩漬けした梅は、色々な悪条件で大失敗に…。子ども達から「もう一度作り直したい!挑戦したい!」という声から漬け直すことになりました。
今度は毎日のように梅の状態を観察し「梅酢がたくさんになったよ」「匂いが変わってきて、どんどんすっぱいにおいがする」「色が変わって、ふにゃふにゃしてる」と、その変化や様子を感じていました。
そして土用干し。子ども達は毎日、おひさまの光をまんべんなく当たるように、裏返してくれています。「やわらかいから、つぶれないように…」と優しく慎重に扱い、大切に大切にしながら、出来上がるその日を楽しみにしています。
一方、梅シロップは大成功!昨年はジュースにして飲んだことから、今年は「違うものに変身させてみたい!」ということで、”梅ゼリー”に変身させることに。
琥珀色になった梅シロップの蓋を開けてみると…「わーパン(の匂い)だ!」「ヨモギパンのにおいだ!」「もものかおりだよ」など声が聞かれました。若干発酵気味だったのか、確かにそのような匂いが。今までの食育経験からか、いろいろな例えが出てきて驚きました。
梅シロップを煮切り、それぞれのゼリー液を作りしばらく室内に置いておくと…。「あ、もうかたまってる!」「ぷるぷるになってきた!!」子ども達は冷やさないと固まらないと思っていたようでしたが寒天やアガー(海藻+豆類からできた凝固剤)を使い常温でも固まることに気付いたようでした。
もう少し冷やし、昼食のデザートとしていただきました。「いいにおい」「ぷるぷるでおいしい」「すっぱ~い」と味や、食感を楽しみながらあっという間に完食!
昔から保存食や薬として重宝されてきた梅。この暑い暑い夏を梅パワーで乗り切ってほしいと思います。