2023.04.10
御南認定こども園も御南まんまるこども園も園の側に大きな川が流れていて、そこには色々な植物や生き物が集まってきています。この日は新社会人になったばかりの新人保育教諭も参加して『身近な自然について学ぼう』ということで、環境学習センターアスエコ所長の山田哲弘先生（てっちゃん先生）を講師にお招きして、屋外型の園内研修を行いました。園から徒歩5分…フィールドに到着後、まず最初に五感の中の『味覚』を使って、スイバの茎をガジガジ噛んで味わいます。舌が憶えた記憶は、実は視覚以上に鮮明に記憶に残ったりします。（身近なスイバを食す際は一応水で洗い流してからをお勧めします）
他にも、『視覚』を使って虫メガネを使って見たこともない世界を楽しんだり、『嗅覚』を使ってヨモギの匂いを嗅いだり、『触覚』を使って色々な植物の感触を楽しんだり、『聴覚』を使って鳥の鳴き声を聞いたりしました。そして何より、講師のてっちゃん先生が最も大切にしている『ワンダーパワー（心）』を使って自然を愛する心や生き物を大切にする気持ちについても、まずは自分が体験することをとおして学ばせていただきました。
「センス・オブ・ワンダー」の著者レイチェル・カーソンも著書の中で「「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない」と語っているように、知識を覚えて、それを子どもに教える前に、まずは自分自身が肌感覚で身近な自然を感じ、その命に触れること、そして、それを様々な方法で表現することが大切だということを改めて感じる機会となりました。子ども達と自然を楽しく感じながら、自然の大切さについて伝えられるような保育者になりたいと思います。山田先生、本当にありがとうございました。
