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2023.01.19

1ヵ月遅れの音楽会

1月14日(土)、園が開園以来ずっと大切にしている音楽表現の集大成『音楽会』を開催しました。本来であれば昨年の12月17日(土)に開催予定でしたが、今回はやむを得ない事情により、約1ヵ月延期しての実施となりました。そしてこの1ヵ月という一見残念に思える時間が、子ども達の中に大きな結束を生み、音楽表現を見つめ直す貴重な時間になったように思います。

園では本番3日前から、子ども達が作ったオペレッタ「アラジンとまほうのランプ」のフラッグを園内の通路に設置して、対象の子どものと保護者は勿論、クラス以外の子ども達や保護者も巻き込んで音楽会への期待を園全体で膨らませていきました。

当日は、コロナ対策により保護者の方には1世帯2名まで参観していただきました。今回は対象が5歳児クラスだけなので、会場は十分な間隔を確保することができていたように思います。プログラムは、合奏からはじまり歌、そしてオペレッタと続きます。また今回は、子どもの出番の後に、プロの演奏家によるミニコンサートも聴かせていただきました。

本番がはじまると子ども達はマスクを外して、ひな壇の上で目をキラキラさせながら5歳児らしい息の合った演奏と伸びやかで美しい歌声で合奏や歌を発表し、オペレッタでは、手づくりの衣裳を身にまとい、それぞれの役になりきってアラビアンナイトの世界観を表現しました。その成長した姿に思わず涙ぐむ保護者の姿もあり、フィナーレでは会場全体が大きな拍手に包まれました。

その後、バイオリン(仁熊美鈴様)、オーボエ(上月真子様)、ピアノ(中島尚子様)によるミニコンサートが行われ、子ども達は最前列で本物の演奏家による各楽器が奏でる音色や音の重なり、美しい演奏を楽しみました。子ども達にとって音楽会は園生活の集大成の一つであり、待ち望んでいた行事でもありました。その子ども達の思い、そして先生方や会場の保護者の皆さんの思いが今回の2度と同じものは再現できない『時間の芸術』を生み出したのかもしれませんね。

園生活も残り3ヵ月…。子ども達には今回の経験を心の宝物として、これからも大好きな音楽を皆で奏でながら、充実した毎日を過ごしてほしいと思います。最初から最後まで温かい拍手で応援してくださいました保護者の皆様、そして、子ども達の為に熱心にご指導してくださいました元岡山県立大学教授の岡﨑順子先生、本当にありがとうございました。

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