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2022.08.06

クロールで対決しよう!

8月4日、年長児クラスの子ども達が、姉妹園の御南認定こども園に行き、年長クラス同志でプール交流を行いました。コロナ禍で中々交流が出来ない中ではありましたが、奇跡的に条件が整い、今回の交流が実現しました。※両園ともにプールの前に基本的なコロナ対策は徹底した上で実施しています。

今年は梅雨明けが早く、7月には岡山でも節水制限が出され、プール活動そのものが危うい時期もありましたが、現在はそれも解除され、園として子ども達が「水」という貴重な教育資源を使って、この季節にしか味わえない本物の喜びや感動、達成感を味わってほしいと思いプールでの活動を調整しながら行っています。

はじめに、御南認定こども園の年長クラスのプールからスタート。水泳指導は、どちらの園も、同じプールを使用し、カリキュラムは御南独自の「水泳指導計画」に沿って指導しているので、両園の子ども達は見通しをもって他者の泳ぎと自分の泳ぎと比較したり、他者の泳ぎを見て自分の泳ぎをイメージしたりしながら真剣な表情で見学することができました。

この日の指導は、水慣れ→呼吸法→伏し浮き→キック→グライドキックまでは各園で行い、クロールからはクラスを半分に分けて両園合同で行いました。最初は知らない子ども同士でプールに入り、ドキドキしていた子ども達でしたが、「水泳」をとおして、いつの間にか打ち解け、互いの泳ぎを応援し合う姿が見られました。

最後は、両園の子ども達が最も楽しみにしていた「クロール対決」です。結果はさておき、泳いでいる子ども以上に周りの園児が一生懸命に自園の子を応援している姿がとても印象的で、集団としての団結や一体感の育ちを感じました。

また、こうした「競う」という経験は、導入時期にも拠りますが、集団の中における個の意欲を高める上で、とても有効であることが子ども達の本気の表情からも伝わってきました。

今回は両園の年長児が交流したことで、子ども達にとっては、社会の広がりや、皆で活動することの面白さを実感し、同時に、集団として約束を守ることの大切さを経験する契機にもなったと思います。

コロナ禍によってこうした活動が全国的に制限が強まっていることは否めませんが、これから大きな社会に出ていく子ども達が少しでも豊かな経験や体験を幼児期に積み重ねていく中で、子ども自身が気づき、学び、成長できる機会をこれからも提供していきたいと思います。

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